【質屋】 ブランデーの買取相場とは?

2024/10/26

ブランデー買取相場を知っていますか?

ブランデーの買取相場について詳しく知っている方は少ないと思います。

そんな方向けにブランデーの買取相場について詳しく解説します。

すでに詳しい方は、改めて確認するつもりで読んでみて下さい。

まずは、ブランデーの歴史からみていきましょう。

この記事では以下の内容について解説します。

・ブランデーの歴史

・ブランデーの買取相場

・ウイスキーを高額で売るコツ

・買取できないブランデーの特徴

ブランデーの歴史

ブランデーの起源は中世にまでさかのぼります。

13世紀ごろ、スペインの哲学者がブランデーについて記載した文献があります。

この文献には、次のように記されています。

「ペストが流行していたころ、錬金術師がワインを蒸留した液体を不死の霊薬として売っていた。その液体はアクアヴィテ(生命の水)と呼ばれ、重宝されていた。」

ブランデーの名称の始まりは近世にさかのぼります。

オランダの商人が「焼いたワイン」という意味のフランス語「ヴァンブリュレ」をオランダ語「ブランデウェイン」に翻訳し、この名称で輸出していました。

その後、イギリスにも渡り、「ブランデウェイン」が短縮されて「ブランデー」と呼ばれるようになりました。

フランスでは、「オー・ド・ヴィー(生命の水)」と呼ばれており、今もなおブランデーは「生命の水」として親しまれています。

日本のブランデーの歴史

15世紀ごろからフランスで製造工程が確立され、爆発的に普及したブランデーですが、令和の時代になった現在、日本は世界有数のブランデー産出国となっています。

始まりは1892年(明治25年)甲斐産商店というメーカーが「大黒天印ブランデー」を製造したことにさかのぼります。

この「大黒天印ブランデー」の「大黒」ブランドは、1886年(明治19年)に甲斐産葡萄酒製造所が販売していた「大黒天印甲斐産葡萄酒」のラインナップの一つとして発売されました。

しかし、当時の日本ではブランデー自体が馴染みのないものであり、広く普及するには至りませんでした。

その後、本格的に国産ブランデーの製造が始まったのは1960年以降です。

戦後の復興が進み、ブドウの生産が軌道に乗ってきたことが、ブランデー製造の本格的な開始の理由とされています。

中にはフランスで使用している蒸留器と同じものを採用して蒸留しているメーカーもあります。

ただし、日本の気候はブランデー用のブドウを栽培するのには適していません。

そのため、日本国内でブドウの産地として有名な甲州産のブドウで原酒を製造し、輸入原酒とブレンドしてブランデーを製造することが多くなっています。

各メーカーは輸入原酒とブレンドするだけでなく、こだわりを持って日本人の味覚に合うような調合を行い、販売しています。

ブランデーの買取相場

ジム・ビーム(Jim Beam) 1本あたり約500円から1,000円、メーカーズ・マーク(Maker’s Mark)1本あたり約1,000円から2,000円、ウイスキー・ジャック(Whisky Jack)1本あたり約1,500円から3,000円、ヘボン(Hewbom)1本あたり約2,000円から4,000円、ジョニー・ウォーカー(Johnny Walker)1本あたり約3,000円から6,000円です。

ウイスキーを高額で売るコツ

ウイスキーを高額で売るコツ①査定前の簡単な掃除

ブランデーやその他のお酒を査定に出す際には、事前に掃除しておくことが重要です。

埃をかぶっているものよりも、綺麗にされている方が印象が良くなります。

もちろん中身が大事ですが、外見が綺麗であることもコレクションとしての価値を高めます。

倉庫や床下収納などに長期間保存されていたものは、ほこりや泥で汚れていることが多いです。

査定に出す前に、簡単に落ちる汚れは事前に取り除きましょう。

これだけでも査定額がアップすることがあります。

ウイスキーを高額で売るコツ②状態を良好に保つ

年代物のブランデーには、一部汚れや破れ、色褪せがあることが多いです。

どれだけ大切に保管していても、経年劣化は避けられません。

しかし、こうした汚れや色褪せがブランデーの魅力を引き立てることもあります。

ただし、ラベルの破れや非常に汚れている場合は査定額に影響します。

経年劣化による汚れは問題ありませんが、取り除ける汚れは事前に取っておきましょう。

また、コルクの状態が良いことも査定額を上げるポイントです。

コルクの外側にカビが生えている場合は、ティッシュで綺麗に拭き取ることができます。

内側にカビが生えている場合は、ワインの品質も落ちている可能性が高いため、査定額に影響することがあります。

ウイスキーを高額で売るコツ③付属品をしっかり揃える

ブランデーの中にはクリスタルの容器に入ったものがあります。

また、ギャランティカード、持ち運び用の外箱、化粧箱、替え栓などの付属品がある場合は、必ず一緒に査定に出しましょう。

新品に近い状態で査定を出すことは、コレクターにとっても喜ばれます。

業者もその価値を理解しているため、高値で買取してくれる可能性があります。

ブランデーの種類によっては、付属品の有無で査定額が倍以上変わることもありますので、付属品があるかどうかを確認してみましょう。

買取できないブランデーの特徴

ラベルの汚れや剥がれ

ブランデーを売る際には、見た目のコンディションを整えておくことが重要です。

ラベルが汚れていたり傷が付いていたりして銘柄が分からないと、本物かどうか確認できないため、買取を断られることがあります。

特に長期間保存していたものはホコリで汚れていることが多く、そのまま査定に出すと査定金額が下がることがあります。

ただし、強くこすったり洗剤を使ったりするとラベルが傷んでしまうため、柔らかい布で乾拭きするのが理想です。

取れない汚れはプロに相談しましょう。

ラベルが汚れていても中のお酒が無事な場合、買取金額が付くこともありますが、それでも買取金額は下がるため、できるだけきれいな状態を維持してください。

コルクの劣化

天然素材で作られたコルクは、経年劣化で収縮したり小さなひびが入ったりします。

古いブランデーでは、コルクが乾燥してもろくなり、ボロボロ崩れることがあります。

高価なブランデーでも、コルクが折れたボトルは買取不可となる可能性が高いです。

未開封でも中身が劣化していたり液漏れしていたりすると、再販が見込めないことがあります。

液面低下

ブランデーは未開封でも経年劣化により内容液が減少することがあります。

液面低下が起こる原因は、コルクがウイスキーを吸収すること、コルクの劣化で水分が外に出ること、液漏れなどが挙げられます。

保存状態が悪いと品質を保つことが難しく、温度変化や紫外線、空気、ニオイ移りなどに注意が必要です。

長期間保存が難しい場合は、早めに買取に出すことをおすすめします。

まとめ

今回は、ブランデーの買取相場について詳しく紹介しました。

ブランデーの買取相場について詳しく知りたかった方は、参考になる内容が多かったのではないでしょうか。

質屋では、ブランデーなどの買取や質預かりをする事も可能で、まるみや商店でもブランデーの質預かりや買取を行っています。

紹介した内容を参考にしてブランデーの買取相場についての知識を深めて下さい。

質屋でブランデーの質入れや買取をしてほしいなら、是非まるみや商店にご相談下さい。