質屋で高く売れるもの10選｜高価買取のコツ・査定アップのポイントも徹底解説

「質屋で何が高く売れるのか知りたい」「手元のお金が足りず、できるだけ高く買い取ってほしい」そのような悩みを抱えていませんか。

実は、自分では大したことがないと思っている物でも、質屋では予想以上の高値がつくケースがあります。反対に、どのような品物が高く売れるのか知らないままでは、せっかくのチャンスを逃してしまう可能性もあります。

そこで本記事では、実際に質屋で働く鑑定士の視点から、質屋で高く売れる品物をわかりやすく解説します。

初めて利用する方でも理解しやすいよう丁寧に説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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質屋で高く売れるもの10選

質屋で高く売れるものとして、以下が挙げられます。

・金やプラチナなどの貴金属
・高級時計
・ダイヤ/宝石類
・ハイブランドのバッグ
・商品券/ギフトカード
・洋酒（ウイスキー・ブランデーなど）
・カメラ/レンズ
・iPhone/iPad
・絵画/アート作品
・ブランド食器/家具

金/プラチナなどの貴金属

「金（ゴールド）」や「プラチナ」などの貴金属類は、質屋で高く買い取られやすい品物の一つです。

金やプラチナは世界的に価値が安定しており、市場の需要が常に高水準にあります。また、採掘量に限りがあり、希少性も高く、市場価格が大きく下落しにくい特性があります。

近年は金相場が上昇傾向にあり、自宅に眠っている金製品やプラチナ製品を査定に出すと予想以上の高額査定になることも少なくありません。

純度の高い地金やインゴット、金貨などは特に高値で取引される傾向があり、質屋でも積極的に高価買取が行われています。

高級時計

ロレックスをはじめとする高級腕時計も質屋で高額査定が期待できる代表格です。

高級時計は実用性だけでなくデザイン性・耐久性・精密さに優れ、世界中に多くの愛好家が存在します。

とりわけロレックス、オーデマピゲ、パテックフィリップなどの一流時計ブランドは中古市場でも価値が落ちにくく、資産価値すら持つアイテムです。

生産が終了したヴィンテージモデルや限定モデルは希少性から定価以上のプレミア価格が付く例もあり、親から譲られた昔の時計が思いのほか高額査定となるケースもあります。

時計本体だけでなく箱・保証書などの付属品が揃っていると評価が上がりやすいのも特徴です。

ダイヤ/宝石類

ダイヤモンドやルビー、サファイアなどの宝石類も質屋で高額買取が期待できる品目です。

特に大粒で品質の良いダイヤモンドや、高い評価を受けるカット・カラー・クラリティの石は高額査定につながります。

また、有名ブランドのジュエリーはデザイン性とブランド価値も査定にプラスされるため、中古市場でも高値が付きやすい傾向です。宝石類を売却する際は、鑑定書や鑑別書があると真贋や品質が証明できるため、さらに高価で買い取ってもらえる可能性が高まります。

ハイブランドのバッグ

エルメスやルイ・ヴィトン、シャネルなどハイブランドのバッグや財布も質屋で人気の高額買取品です。

ブランドバッグは元々の定価が高いことに加え、ブランドの知名度とステータス性から中古市場でも需要が高いです。

特に、日本国内では円安傾向の影響で海外ブランド品の新品価格が上昇しており、その結果中古ブランド品の相場も上がっている状況があります。

また、生産が終了したモデルや限定カラーの商品は流通数が限られるため希少価値が高く、高値が付くケースもあります。

ブランドバッグを売る際は、保存状態や付属品の有無（保存袋・箱など）も査定額に影響するため、購入時から丁寧に扱うことが重要です。

商品券/ギフトカード

デパートの商品券や各種ギフトカードなどの金券類は、質屋にとって現金同様に扱えるため、高い換金率で買い取ってもらえます。

特に「全国百貨店共通商品券」や、有名百貨店の商品券、ギフトカード、スーパー各社の商品券などは需要が高く高いレートで現金化できるケースがあります。

商品券は贈答用に用いられることが多いため、折れや汚れのない綺麗な状態のものほど評価が高くなります。

ただし、市場流通量によって相場は変動し、一度に大量の金券を売る場合はレートが若干下がる場合もあるため注意が必要です。

洋酒（ウイスキー・ブランデーなど）

山崎や響などの高級ウイスキーやナポレオン級のブランデーといった洋酒も、銘柄や年代によっては質屋で高額買取される品目です。

特に長期熟成されたヴィンテージの洋酒は希少価値が非常に高く、コレクター市場で高額取引されることも珍しくありません。

例えば「◯◯年もの」のシングルモルトウイスキーや、生産終了した限定ボトル、年代物のブランデーなどは愛好家がプレミア価格で求めるため、質屋でも高い査定額が期待できます。

洋酒を売却する際は、ボトルの封が開いていないこと、ラベルの状態、箱や付属品の有無なども査定ポイントとなります。ご自宅に長年しまい込んだ洋酒がある場合、一度質屋で査定してもらうと予想以上の買い取り額になるかもしれません。

カメラ・レンズ

一眼レフやミラーレスなどカメラ本体や交換用レンズも、高く売れることが多いアイテムです。

カメラやレンズ類は元々精密機器で高性能なパーツから構成されているため新品価格が高く、中古市場でも一定の需要があります。

評価の高いメーカーのカメラは中古でも高額になりやすく、最新モデルや人気モデルであればなおさら高値で取引されています。

また、限定生産モデルやプロ仕様の高級レンズなどは流通が少ない分、希少価値からプレミア価格が付くこともあります。

逆に、カメラやレンズは状態によって大きく査定が変動します。カビの発生・レンズ内の埃混入・ラバー部の劣化などがあると減額や買取不可になる場合もあるため、売却前に清掃やメンテナンスで良好な状態にしておくことが望ましいでしょう

iPhone・iPad

iPhoneやiPadといった製品も質屋で高額買取されやすい代表的な電子機器です。

iPhoneはスマートフォン市場で圧倒的なシェアと人気を持ち、型落ち品であっても中古需要が高い傾向にあります。

近年では円安の影響で新品価格が上昇したため、「新品は手が出ないが中古なら購入したい」という層が増え、中古市場でのApple製品の需要拡大につながっています。

その結果、発売から時間が経っていない比較的新しいモデルや容量の大きい上位モデルは中古でも高値安定となっており、質屋でも積極的に買取が行われています。

絵画・アート作品

絵画や版画などの美術品・アート作品も、真贋が保証された本物であれば質屋で高額で売れることがあります。

有名な画家の原画や限定部数の版画、彫刻や陶芸作品などは、美術市場での評価が高ければ中古取引でも高価になりやすいです。ただし、美術品の分野は贋作の存在も多いため、質屋側も慎重に査定を行います。

著名な鑑定機関の鑑定書・証明書が付属していると信頼性が増し、買い手も安心して高値を付けやすくなります。

もし鑑定書が無い場合でも、作品集に掲載があるものや由緒がはっきりしている作品であれば査定額がアップする可能性があります。

ブランド食器・家具

バカラやマイセン、ウェッジウッドといった高級ブランドの食器や、カッシーナ、アルフレックスなどのデザイナーズ家具も高値で売れる場合があります。

ヨーロッパのビンテージ食器やアンティーク家具は世界的なコレクター需要があり、年代物の希少品には思わぬ高額がつくことがあります。

こういったブランド食器・家具を売る際は、可能であればセットやペアで揃えて査定に出す、説明書や証明書がある場合は提示するなどすると、より良い評価を得られるでしょう。

高く売るためのポイント

質屋で、品物を少しでも高く売るためには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。

・箱・袋・付属品を残しておく
・キズや汚れを防ぎ、保存状態を良好に保つ
・宝石類は鑑定書・鑑別書も添える
・信頼できる業者を選ぶ
・複数店舗で査定額を比較する
・相場が高まるタイミングを見て売る

箱・袋・付属品を残しておく

購入時に付いてきた箱や保存袋、保証書などの付属品は、可能な限り保管しておきましょう。

ブランド品や精密機器など高価な品物ほど、「商品単体」よりも「付属品が揃った完品」の方が評価が上がる傾向にあります。

例えば、ブランドバッグであれば保存袋やストラップ、鍵・錠などの付属品が揃っているかどうかで買取価格に差が出ることがあります。

日常的に使うものだと箱や説明書を捨ててしまいがちですが、将来売る可能性が少しでもあるなら購入時の付属品は一通り取っておくことをおすすめします。

キズや汚れを防ぎ、保存状態を良好に保つ

商品のコンディションは査定額を左右する重要なポイントの一つです。

高額品になればなるほど鑑定士も細部までチェックしますので、傷や汚れの有無で評価が大きく変わります。日常的に使用するものでも、普段から丁寧に扱い極力傷をつけないように心がけましょう。

また、使っていない間はホコリを防ぎ湿度・温度が管理された場所で保管するなど、劣化を防ぐ工夫も大切です。

例えば、時計やバッグなら定期的に柔らかい布で拭いてケアする、ジュエリーなら専用のケースで保管し磨いておくといった対策が効果的です。

保存状態が良好であるほど「新品に近い中古品」として高評価を得やすく、逆に傷・汚れが目立つ場合は大きく減額されてしまいます。

宝石類は鑑定書・鑑別書も添える

宝石類を売る際は、鑑定書や鑑別書といった専門機関の発行書類があれば一緒に提出しましょう。

鑑定書類は宝石の品質や本物である証明となり、査定士にとっても価値判断の重要な材料です。そのため、書類がある場合は高額で買い取ってもらえる可能性が高くなるとされています

鑑定書を紛失してしまった場合でも、GIAや中央宝石研究所などに依頼すれば再発行・新規発行が可能です

手間はかかりますが、査定前に鑑定書類を用意しておくことで買取額が上がるケースもあるため、宝石類売却の際はぜひ検討してみてください。

信頼できる業者を選ぶ

大切な品物を売る際には、信頼と実績のある質屋（買取業者）を選ぶことが高価買取への近道です。

実績や信用のある店舗であれば、豊富な知識と経験を持つ鑑定士が適正な評価額を提示してくれるため、不当に安く買い叩かれるリスクが低くなります。

逆に無名で実績の乏しい業者や、過去にトラブルのある業者の場合、査定力が低かったり不正確だったりする恐れがあります。

質屋やブランド買取店は全国に数多く存在しますが、各店舗によって得意ジャンルや提示額に差がありますので、「ここなら安心して任せられる」という店を選ぶことが大切です。

複数店舗で査定額を比較する

一つの店舗だけで即決せず、複数の質屋・買取店に査定額を問い合わせて比較することも高く売るための重要なコツです。

同じ商品でも店舗間で提示額が違うことも珍しくありません。そのため、電話やメール、LINE査定などを活用し、できるだけ多くの店から見積もりを取ってみましょう。

最近は画像を送るだけで概算見積もりを教えてくれるサービスも多いので手間もそれほどかかりません

相場が高まるタイミングを見て売る

売却するタイミングも高値を引き出す上で無視できないポイントです。市場相場や需要が高まっている時期を狙って売ることで、通常より高い査定額になることがあります。

例えば、ブランド品全般で言えば年度末や年末のボーナス商戦期は中古品の流通が活発化し、質屋や買取店も在庫確保のため買取価格を引き上げる傾向があります。

つまり、ボーナス前の時期は売り手にとって狙い目と言えるでしょう。また、品物によっては季節要因もあります。冬物の高級コートやブーツであれば冬前に、夏物衣料やアウトドア用品であれば夏前に売ると需要が高く高価買取につながりやすいです。

このように「いつ売るか」は非常に重要なので、日頃から自分が売りたいジャンルの商品相場をチェックしておくと良いでしょう。

質屋を選ぶ基準

質屋を選ぶ基準として、以下が考えられます。

・売りたい品の高価買取実績があるか
・公安委員会の許可番号が記載されているか
・口コミ評価が良いか
・店内の清潔感や対応の丁寧さ

売りたい品の高価買取実績があるか

まず、自分が売却したい品物について高価買取の実績が豊富な店舗かどうかを確認しましょう。

質屋によって得意分野があります。例えば、宝石の査定に強い店、ブランドバッグの在庫が豊富な店、時計専門の鑑定士がいる店など様々です。

公式サイトや店頭の掲示で「買取実績○○点以上」や「○○（品目）強化買取中」といった情報を発信している場合があります。

そうした実績がある店は、該当ジャンルで適正かつ高めの査定額を提示してくれる傾向が期待できます。また創業○年といった歴史の長さも一つの指標です。

長年営業を続けている質屋はそれだけ多くの取引経験があり、市場相場を踏まえた査定に信頼がおけるでしょう。

公安委員会の許可番号が記載されているか

質屋を含む中古品の買取業者は、「古物営業法」に基づき所轄の公安委員会から古物商許可（質屋営業許可）を受ける必要があります。信頼できる店舗は必ず店内や公式サイトにこの許可番号を明記しています。

「東京都公安委員会 第○○号」などの表記がそれにあたります。許可番号の記載があるかどうかは、その店が法令を遵守し正規に営業している証です

初めて利用する質屋の場合は、ホームページの会社概要欄や店頭掲示物に許可番号がしっかり載っているか確認してください。

口コミ評価が良いか

実際にその質屋を利用した人の口コミや評判も重要な判断材料です。

近年はGoogleレビューや専門サイトで利用者の声が見られることが多いので、「査定額に満足した」「店員の対応が親切だった」「他店より高く買い取ってくれた」など評価が高いかどうかチェックしましょう。

口コミを見る際は、査定額だけでなく接客態度や説明の丁寧さにも触れられているか注目してください。評価が良い店は総じて顧客対応も誠実で、信頼関係を大切にしていることが伺えます。

一方で、「説明なく減額された」「強引に契約させられそうになった」など悪い評判が目立つ店は避けた方が無難です。もちろん口コミは主観的な要素もありますが、評価件数が多く平均評価が高い店舗であれば安心材料になるでしょう。

店内の清潔感や対応の丁寧さ

店舗を実際に訪れた際の雰囲気や清潔さ、スタッフの対応も信頼できる質屋選びのポイントです。

質屋というと古い質屋さんだと入りづらいイメージを持つ方もいるかもしれませんが、現在は明るく綺麗な店舗づくりをしているお店が増えています。

店内が整理整頓され商品の管理が行き届いている店は、大切な品物を安心して預けられる環境と言えます

また、スタッフが笑顔で挨拶してくれるか、査定について質問した際に丁寧に説明してくれるかも重要です。誠実な店員がいる店は口コミでも「対応が丁寧」「安心して取引できた」といった声が多く見られます。

質屋で高く売れるものに関するよくある質問

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