質屋での宝石(ジュエリー)の買取相場とは?宝石を高く売るコツも紹介

2024/05/09

質屋での宝石(ジュエリー)の買取相場はどのくらいか知っていますか?
質屋での宝石の買取相場について詳しく知っている方は少ないと思います。
そんな方向けに質屋での宝石の買取相場について詳しく解説します。
すでに詳しい方は、改めて確認するつもりで読んでみて下さい。
合わせて、宝石を高く売るコツなども解説していきます。

今回は以下の内容について解説していきます。

・質屋での宝石の買取相場
・宝石を高く売るコツ
・宝石を高く売る時の注意点

質屋での宝石の買取相場

質屋での宝石の買取相場は、購入金額の10%以下です。
(10万円で購入した場合、買取は高くても1万程度です)

質屋での宝石の買取相場は、購入金額の10%以下の理由

昔のデザインと今のデザインは全く違うので基本的には地金で買取し、潰し(地金を溶かす)事がほとんどで、そのまま販売できるものはプラスでデザインがつくものだけだからです。

【宝石の購入時と売却時の内訳(10万円で宝石を購入した場合)】

・購入時
地金(金やプラチナ)+石代(ダイヤモンドや色石)+デザイン+ブランド力=10万

・売却時
地金(金やプラチナ)+石代(金額がつかないことが多い)+デザイン(一度溶かすため金額がつかない)+ブランド力(ブランドによって金額がつく)=1万

⚫︎地金
販売時の金額の0.5割を占めている 。

⚫︎石代
販売時の金額の0.5割を占めている。
ダイヤモンド、エメラルド、ルビー、サファイヤ、アレキサンドライトの大きめの石のみ金額がつく。

⚫︎デザイン
販売時の金額の9割を占めている。
買取時は、金額がつかないことが多い。

⚫︎ブランド(プラスアルファの要素)
ハリーウィンストン、カルティエ、ブルガリ、ティファニーなど有名ブランドのみプラスの査定。

宝石を高く売るコツ

宝石別に高く売るコツを紹介します。
・最適なタイミングで売る
・信頼できる買取専門店を選ぶ
・鑑定書や付属品を準備する
・定期的なお手入れを行う

最適なタイミングで売る

宝石を売る場合など、季節によって需要が変わり、それに伴い買取価格も変動します。
宝石は、需要が高まるタイミングを見極めて売却することで、より高い買取価格を期待できます。
宝石の市場価値を把握する一つの方法として、ネットオークションの利用があります。
売却を考えている宝石がどの程度の価格で落札されているかを調査すると良いでしょう。 また、買取専門店の公式ウェブサイトなどで公開されている買取実績を見る事で、現在の買取相場を把握することも可能です。
宝石の価値は、その時点でのデザインのトレンドに大きく影響を受けます。
古風なデザインの宝石は、買取後にリフォームされたり、価格を下げて販売されたりすることが多いため、買取価格は比較的低くなります。
さらに、世界経済の動向にも目を向け、景気が良い時期に査定を依頼することも、高価買取の秘訣となります。

信頼できる買取専門店を選ぶ

宝石の買取価格は、査定を行う店舗によって大きく異なるため、信頼できる買取専門店を選ぶことが重要です。
宝石に詳しい鑑定士が在籍していることはもちろん、査定価格がどのように決まったのかを丁寧に説明してくれる店舗を選ぶことが大切です。
思ったよりも低い査定価格がついたとしても、納得の上で売却できる店舗が良い店舗と言えます。
さらに、宝石の重さを目の前で計量してくれるなど、透明性を保つ姿勢を持つ店舗も信頼できます。
不安な場合は、事前に自分で重さを計っておくと安心できます。

鑑定書や付属品を準備する

宝石には鑑定書や鑑別書が発行され、これらは査定金額を決定する際の重要な参考資料となります。
また、メーカーの保証書や宝石が入っていたケースなどの付属品も一緒に準備しておきましょう。
宝石が本物であることを証明できれば、買取価格が上がる可能性があります。

定期的なお手入れを行う

汚れている宝石よりも綺麗な状態の宝石の方が買取価格は高くなります。
普段使っていない宝石でも、保存状態によっては劣化する可能性があります。
特に身につけていた場合、汗や皮脂により状態が悪化することがあります。
できるだけ日常的に、適切なお手入れを行うことをおすすめします。
宝石のお手入れは、柔らかい布で拭くことが基本です。
宝石の種類によっては専用のクリーナーを使用したり、ブラシで磨いたりするなど、より本格的なケアが必要な場合もあります。
宝石だけでなく、金具やケースなども、購入時の状態に近づけることが大切です。

宝石を売る時の注意点

宝石を売る時の注意点は以下の通りです。
・訪問買取は活用しない
・査定後にキャンセル料が発生する買取業者は避ける
・見積書を取得する
・宝石に関する知識をつける
・複数の買取業者で査定を受ける

訪問買取は避ける

訪問買取は、可能な限り避けることを推奨します。
訪問買取業者が「古物商許可」を警察署から取得しているかどうかは不明で、最悪の場合、詐欺の被害に遭う可能性があります。
基本的に、訪問買取業者は事前にアポイントメントを設定する必要があり、突然自宅に訪れる「飛び込みの訪問買取」は違法です。
訪問買取については、消費者庁のページにも次のような記載があります。
事業者は、訪問購入を行う際には、勧誘前に以下の情報を相手方に伝える必要があります。

・事業者の氏名(名称)
・契約の締結を勧誘する目的
・購入する予定の商品の種類

査定後にキャンセル料が発生する買取業者は避ける

査定後にキャンセル料が発生する買取業者は避けるようにしましょう。
買取金額に納得できなくても、売却を中止するだけで損失が発生する可能性があるからです。
そのため、査定後のキャンセル料が発生するかどうかを事前に確認し、無料でキャンセルできる買取業者を選ぶようにしましょう。

見積書をとる

査定時には、見積書をとるようにしましょう。
口頭での買取価格の提示よりも、書面による証拠を残すことで、トラブルを未然に防ぐことができます。

見積書には、以下の内容が記載されています。

・店舗名
・買取対象の商品名
・買取対象となる商品の数量
・査定金額
上記の項目が書面で残されていれば、買取業者と宝石を売りたい人との間で信頼関係を築くことができます。
もし見積書の作成を拒否される場合は、証拠を残したくない疑わしい業者と判断し、その業者の利用は避けるべきです。

宝石に関する知識をつける

宝石を買取に出す際は、査定士や買取業者の宝石に関する知識を確認しましょう。 特に素人が判断するのが難しいダイヤモンドなど、知識が乏しいと実際の価値よりも低い買取金額を提示される可能性があります。
査定中に宝石について質問したり、「なぜこの買取金額になったのか?」といった質問を積極的に行いましょう。
ただし、宝石に関する知識が豊富なために、巧みな言葉で騙す悪質な買取業者も存在するので注意が必要です。
他の注意点も含めて、全体的に判断しましょう。

複数の買取業者で査定を受ける

買取に出す際は、必ず複数の買取業者で査定を受けましょう。
宝石を売りたい人には、自分が納得できる買取金額を提示してくれる業者を選ぶ権利があります。
例えば、唯一査定を行った買取業者が悪質だった場合、ほとんどの場合、損失を被ることになります。
自分にとって有利になるように、必ず複数の買取業者で査定を受け、比較することをおすすめします。

まとめ

今回は、質屋での宝石(ジュエリー)の買取相場について詳しく紹介しました。
質屋での宝石の買取相場について詳しく知りたかった方は、参考になる内容が多かったのではないでしょうか。
大阪で宝石(ジュエリー)の買取先を探しているなら、まるみや商店でご相談下さい。