ハイブランドのアイテムを購入する際は、デザインや価格だけでなく、リセールバリューについても考慮する必要があります。
とはいえ、
「リセールバリューって一体何?」
「リセールバリューの高いブランドってどれなの?」
という疑問を抱えている方もたくさんいるでしょう。
そこで今回は、リセールバリューとは一体何か、リセールバリューが高いブランドはどれなのかということについて、詳しく解説していきます。
リセールバリューとはそもそも何?
リセールバリューとは、購入したアイテムの再販価値を示す言葉です。
買取価格が購入価格に近くなればなるほど「リセールバリューが高い」といえます。
中には、買取価格が購入価格を上回るアイテムなどもあるため、資産価値を意識している方は、リセールバリューを考慮して購入するアイテムを選ぶようにしましょう。
リセールバリューが高いブランドの特徴
リセールバリューが高いブランドには、以下のような特徴があります。
- 素材や製法にこだわっている
- 知名度が高い
- 希少性が高い
- 歴史がある
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
素材や製法にこだわっている
リセールバリューの高いブランドは、素材や製法にとことんこだわっています。
独自の製法や、高価な素材を使用して、一つひとつ丁寧に製造しているため常に一定の人気を保っています。
また、素材や製法にこだわっているアイテムは長持ちする傾向にあるため、中古市場でも高値で取引されやすいです。
知名度が高い
ハイブランドのアイテムに限った話ではありませんが、製品やサービスの値段は需要と供給によって決まります。
どれだけ質が高いアイテムでも、需要がなければ新品でも売れませんし、当然中古市場でも高値では取引されません。
逆に、知名度が高く、多くの方に知られているブランドもしくはアイテムは、中古でも「欲しい!」と考える方が増えるため、リセールバリューが高くなりやすいです。
希少性が高い
先ほど、需要と供給のお話をしましたが、製品やサービスの希少性が高いと需要が供給を上回るため、リセールバリューも高くなりやすいです。
例えば、世界で1つしか存在しないアイテムに対して、100人が「欲しい!」と手を挙げた場合、当然価格は高くなりますよね。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、中には製品を大量生産せず、一つひとつ職人が手作りしているブランドもあります。
このようなブランドが展開するアイテムは、リセールバリューが高くなりやすいです。
歴史がある
リセールバリューは、アイテムの質や人気度によっても変わりますが、ブランド自体の歴史や価値、評価によっても左右されます。
歴史があり、世界中の人々から愛されているブランドは、自然とリセールバリューも高くなるのです。
セールを行っていない
セールを一切行わず、全てのアイテムを定価で販売しているブランドは、リセールバリューが高くなりやすいといえます。
なぜなら、ブランドやアイテムの価値が高まりやすいからです。
逆に、セールの対象となったアイテムや、アウトレットに流れたアイテムは割引された価格が基準となり、中古市場での価格も落ちる傾向にありますので注意しましょう。
リセールバリューが高いブランド9選
では次に、リセールバリューが高いブランドを9つ紹介していきます。
「どのブランドを選べばいいかわからない」
という方は、以下で紹介するブランドに絞って購入するアイテムを探してみてください。
ルイ・ヴィトン
ルイ・ヴィトンは、1821年にフランスで誕生したブランドです。
当初は、トランクメーカーとして事業を行っていましたが、現在においては、
- バッグ
- 時計
- 財布
- アパレル
- ジュエリー
など、様々なアイテムを展開しています。
そんなルイ・ヴィトンは、世界中で人気を集めているハイブランドであり、もはや「知らない人はいない」といっても過言ではありません。
定番アイテムはもちろんのこと、有名ブランドやデザイナーとコラボしたアイテムには「プレミア」がついているものもあるため、高価買取に期待できます。
エルメス
エルメスは、1837年にフランスのパリで誕生したブランドです。
現在では、世界を代表するラグジュアリーファッションブランドに成長しており、いつか持ちたい憧れのブランドとして「エルメス」の名を挙げる方も多くいます。
特にバーキンやケリーについては、コレクターからも人気であり、常に品薄状態となっているため、リセールバリューも高くなっています。
グッチ
グッチは、1921年に創業したイタリアのラグジュアリーブランドです。
創業初期はカバンの製造や修理を請け負っていましたが、そこからトランクや靴など、様々なアイテムを取り入れ、世界を代表するブランドに成長しました。
そんなグッチは、最高の品質と人材を総動員してアイテムの製造を行っているため、販売価格も高いですが、その分リセールバリューも高くなっています。
シャネル
1910年にフランスで誕生したシャネル。
当初は帽子専門のブランドでしたが、その後様々なファッションアイテムを展開し、今や世界中の女性を虜にするブランドに成長しています。
「強く、美しい女性」というブランドコンセプトのもと、質やデザイン性にこだわったアイテムのみを取り扱っているため、リセールバリューもかなり高いです。
特に、
- マトラッセ
- ドーヴィルライン
- ボーイシャネル
などは中古市場でも高値で取引される傾向にあるため、リセールバリューを重視したい方はぜひチェックしてみてください。
ティファニー
ティファニーは、1837年にアメリカで誕生した宝飾品ブランドです。
美しい輝きを放つジュエリーは、年齢や性別問わず、世界中のユーザーから人気を集めています。
現在では、ヴィンテージブームが到来していることもあり、中古市場においても高値で取引されています。
カルティエ
カルティエは、1847年にフランスのパリで誕生したジュエリーブランドです。
王室や皇帝御用達のブランドとしても有名であり、その人気は年々高まっています。
リングやブレスレット、ネックレスやピアスなど、様々なジュエリーを展開しており、デザイン性だけでなく、素材や質にも徹底的にこだわっているため、リセールバリューを重視している方におすすめです。
ブルガリ
ブルガリは、1884年にイタリアのローマで誕生したブランドです。
世界5大ジュエラーにも選ばれており、5つのブランドの中で唯一のイタリアブランドとなっています。
装飾技術が物凄く高く、個性的なデザインのアイテムを多数展開しているため、リセールバリューも高くなっています。
中古市場においては、数百万円で取引されるアイテムもあり、購入時よりも価格が上がるケースも珍しくないため、リセールバリューを重視したい方はぜひチェックしてみてください。
ハリーウィンストン
リセールバリューの高いブランドで忘れてはいけないのが、世界を代表するジュエラー「ハリー・ウィンストン」です。
1932年にアメリカで創業した比較的歴史の浅いブランドとなっていますが、その人気は老舗ブランドに劣りません。
ダイヤモンドの質にとことんこだわっており、他のブランドに追随を許さないほどのクオリティを維持し続けています。
メインアイテムがダイヤの商品となるため、他のブランドよりも平均価格が高いですが、その分リセールバリューも高いです。
ヴァンクリーフ&アーペル
1906年にフランスで誕生したヴァンクリーフ&アーペル。
ブランドの象徴ともいえるクローバーモチーフの「アルハンブラシリーズ」は、古くから愛されているアイテムであり、中古市場でも高値で取引されています。
時代の流れに左右されない、独自の世界観が特徴的なブランドでもありますので、高く売れるアイテムを探している方だけでなく、一生使い続けられるアイテムを探している方にもおすすめです。
リセールバリューが高いブランドのアイテムを高く売るコツ
では次に、リセールバリューが高いブランドのアイテムを高く売るコツについて詳しく見ていきましょう。
付属品を揃えて売る
中古市場では、付属品が揃っているかで査定額が大きく変わります。
外箱や保証書、鑑定書など、購入時についてきた付属品が全て揃っている場合は、さらなる高価買取に期待できます。
逆に、付属品がほとんどなく、本体のみを売却する場合、査定額が落ちてしまう可能性がありますので注意してください。
価値が下がらないうちに売る
ブランドアイテムの価値は、日々変動しています。
現時点で高値がついているからといって、この先もずっとその価値を維持し続けるとは限りません。
極端な話、翌日には価値が暴落してしまう可能性もあります。
このような事態を避けるためにも、価値が下がらないうちに売却することを強くおすすめします。
高価買取実績のあるお店で売る
全国には、ブランドアイテムの買取に対応しているお店がたくさんありますが、それぞれで強みや得意アイテムが異なります。
お持ちのアイテムをできるだけ高く売るためには、そのブランド、あるいはそのアイテムの買取に強みを持っているお店で売ることが大切です。
買取実績については、各店舗の公式サイトで確認できるケースがほとんどですので、お店にアイテムを持ち込む前に一度サイトを確認してみましょう。
相場を確認しておく
買取に出す際は、事前に相場を確認しておくことが大切です。
というのも、買取店にアイテムを持ち込んだ場合、査定士によって価格が算出されることになりますが、相場を理解していなければその価格が高いのか、安いのかを判断できません。
また、非常に稀なケースではありますが、場合によっては、相場よりも安い金額を提示されるケースもあります。
相場を理解しておけば、仮に相場よりもはるかに安い金額を提示されたとしても指摘できますし、価格交渉もしやすくなります。
綺麗な状態を保つ
リセールバリューの高いアイテムだったとしても、状態が悪ければ高価買取には期待できません。
できるだけ高値で売却するためには、丁寧に保管するとともに、査定に出す前に軽くメンテナンスをするのがおすすめです。
乾いた布でサッと拭くだけでも汚れを落とせる場合がありますので、忘れずに行いましょう。
ただし、傷やほつれなどについては自分でメンテナンスをするのが難しく、無理に手入れを行うと逆に状態を悪化させてしまう可能性がありますので注意してください。
買取店・質屋を選ぶときのポイント
バッグやアクセサリー、時計などのブランドアイテムを高く売るためには、リセールバリューを意識することも大切ですが、買取店や質屋の選び方も重要です。
以下、買取店や質屋を選ぶときのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
お店の運営実績を確認する
過去の買取実績を確認することも大事ですが、それだけでなくお店の運営実績を確認することも重要です。
運営歴が長い買取店は、それだけ多くのお客様から選ばれているということですので、安心して任せられます。
もちろん、運営歴が浅い=質が低いお店というわけではありませんが、やはり安心度で差が出てきます。
特にハイブランドの買取では、大きなお金が動きますので、できるだけ運営歴の長いお店を選ぶようにしましょう。
査定士の知識や対応を確認する
買取額は、査定士の質で大きく変わります。
知識や経験が豊富な査定士であれば、相場に基づいて適切な価格を算出してくれる可能性が高いです。
また、対応が丁寧な査定士がいるお店に任せることにより、最後まで気持ちよく取引ができます。
お店のシステムを確認する
バッグやアクセサリーなどを売却したい場合は、お店のシステムを確認することが大切です。
買取だけに対応しているお店もあれば、質に対応しているお店もあります。
質に対応しているお店は、同時に買取も行っているケースが多いため、利便性を重視している方におすすめです。
1953年創業の「まるみや商店」では、買取だけでなく質にも対応していますので、中古品の買取や質入れをご検討の方は、お気軽にご相談ください。
まとめ
ハイブランドのアイテムは、どれも比較的高価です。
そのため、欲しくてもなかなか手が出せないと悩んでいる方も多くいると思います。
そのような方は、リセールバリューに注目して購入するアイテムを探してみましょう。
リセールバリューの高いブランド、もしくはアイテムを選ぶことにより、高値で売却できる可能性が高くなります。
「ブランドの選択肢が多すぎてどれを選べばいいかわからない」
という方は、先ほど紹介したリセールバリューの高いブランドに絞って探してみてください。