高級腕時計の中には、リセールバリューが高いものも多く存在しています。
この記事を見ている方の中にも、
「せっかく買うならリセールバリューを意識したい」
と考えている方がたくさんいるでしょう。
そこで今回は、リセールバリューの高い時計ブランドや、リセールバリューを考慮するメリットについて詳しく解説していきます。
後半部分では、リセールバリューの高い時計を高く売るためのコツも紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
リセールバリューとは?
リセールバリューとは、購入したものを再販するときの価値のことです。
売却額が購入額を極端に下回る場合「リセールバリューが低い」といえます。
逆に、売却額が購入額を上回る場合、もしくは同等の場合は「リセールバリューが高い」ということになります。
リセールバリューの高い時計ブランドの特徴
では次に、リセールバリューの高い時計ブランドに共通する特徴やポイントについて、詳しく見ていきましょう。
希少価値が高い
時計自体の希少価値が高い場合、リセールバリューも高くなりやすいです。
例えば、限定販売やコラボ販売など、製造数が少なく「レア」な時計は、供給量よりも需要の方が高くなりやすく、ものによっては定価を上回る価格で売却できるケースもあります。
リセールバリューと希少価値は常に密接の関係にありますので、高く売れる時計を購入したい方は、ぜひ希少価値に着目してみてください。
時計のクオリティが高い
何年経っても価値が変わらない時計が一定数存在しますが、このような時計は総じてクオリティが高いです。
精度の高さはもちろんのこと、
- 防水性
- 耐久性
- 防砂性
など、機能面においても優れていることが多くなっています。
人気がある
リセールバリューの高い時計は、シンプルに人気があります。
先ほども解説したように、供給量よりも需要の方が高い場合、ブランドおよびアイテムの希少価値が高まるため、中古市場においても高値で取引されやすいです。
このようなことから、世界的に有名なブランドの定番ラインは、一定の価値を保ちやすいといえます。
ブランド自体に価値がある
時計のリセールバリューは、ブランドの価値(ネームバリュー)にも左右されます。
誰がも知っている有名ブランドの時計は、そのブランドが製造しているというだけで価値があるため、高値で取引されやすいのです。
逆に、どれだけ時計のクオリティが高くても、ブランドの認知度が低い場合、リセールバリューはそこまで高くなりませんので注意しましょう。
アフターフォローが充実している
アフターフォローが充実しているブランドが展開している時計は、長く安心して使えるという点で評価されやすいです。
「中古で購入しても気軽に修理ができる」
というイメージがあれば、中古品だったとしても購入しやすいですよね。
実際に、リセールバリューが高いといわれている時計ブランドの中には、永久保証を謳っているところもあります。
【永久保証を謳っている時計ブランド】
- ロレックス
- パテックフィリップ
- オーデマピゲ
- IWC
- ヴァシュロンコンスタンタン
- オーデマピゲ
- ジャガークルト
リセールバリューを考慮して時計を選ぶメリット
では次に、リセールバリューを考慮して時計を選ぶメリットについて詳しく見ていきましょう。
資産になる
腕時計は、世界で最もコンパクトな資産ともいわれており、ブランド選びや時計選びを間違えなければ、長期間価値を維持し続けてくれます。
高級時計は、定価こそ高いもののリセールバリューが高いものが多いため、長期的に見るとお得な買い物といえます。
場合によっては、売却時に利益が出るケースもありますので、高級時計を購入する際はリセールバリューを意識しましょう。
お得に買い替えできる
リセールバリューを意識して時計を購入することによって、お得に買い替えできるようになります。
なぜなら、持っている時計を下取りに出し、そのお金を購入資金に充てられるようになるからです。
高級時計は、数十万円~数百万円、場合によってはそれ以上の価格で販売されていることも多いため、購入のハードルはかなり高いといえます。
しかし、1本でもリセールバリューの高い時計を持っていれば、気軽に新たな時計を購入できるようになるのです。
維持費用がかからない
先ほども解説したように、時計は世界で最もコンパクトな資産と呼ばれています。
時計以外にも、資産になり得るものはたくさんありますが、維持費用がかかるものも多いです。
例えば、
- 住宅
- 車
- 会社
などは、大きな資産になる可能性を秘めていますが、固定資産税や車検費用、人件費など様々な維持費がかかります。
一方、時計の場合は税金もかかりませんし、当然人件費もかかりません。
定期的なメンテナンスは必要ですが、上記の資産を維持するために発生する費用に比べれば安いものです。
このようなことから、時計は最もコンパクトな資産であると同時に、最も気軽に所有できる資産ともいえます。
リセールバリューの高い時計ブランド10選
では次に、リセールバリューの高い時計ブランドについて詳しく見ていきましょう。
ロレックス
ロレックスは、世界を代表する時計ブランドです。
知らない人はいないといっても過言ではないほど有名であり、性別や年齢問わず注目されています。
そんなロレックスは、数ある時計ブランドの中でも特にリセールバリューが高く、中古市場の価格が定価を上回るケースも珍しくありません。
特に、デイトナやサブマリーナなどの人気モデルはリセールバリューも高くなりやすいため、一度チェックしてみてください。
パテックフィリップ
世界三大時計ブランドとしても知られているパテックフィリップ。
1839年に誕生した時計ブランドであり、180年以上の歴史を誇ります。
その品質の高さから、ヴィクトリア女王やローマ教皇、アインシュタインやチャイコフスキーなどの偉人からも愛されていました。
先ほども解説したように、永久保証に対応しているブランドでもありますので、中古市場でも高値が付きやすいです。
特に、ノーチラスという有名なスポーツウォッチは、リセールバリューが高くなりやすく、型番によっては査定額が1000万円を超えるケースもあります。
オーデマピゲ
創業から130年以上の歴史を誇るオーデマピゲは、経営者が愛用する時計としても知られています。
世界初のミニッツリピーター腕時計の開発や、世界最薄のムーブメントの開発など、技術力にも定評があるブランドです。
そんなオーデマピゲの代表モデルは、ロイヤルオークです。
こちらは、先ほど紹介したノーチラスをデザインした「ジェラルド・ジェンタ氏」が初めて手掛けた時計であり、リセールバリューが非常に高く、型番によっては査定額が定価を上回ることもあります。
オメガ
圧倒的な知名度を誇るオメガにも、リセールバリューの高い時計が複数存在しています。
特に、スピードマスターやシーマスターなどの「限定版」については、高値で取引されることが多いです。
また、オメガはブランドの知名度も高いですが、価格帯やクオリティにも定評があるため、値崩れしにくいという特徴があります。
耐久性にも優れており、アンティーク時計としても人気を集めているため、リセールバリューを意識して時計を選びたい方は、ぜひオメガをチェックしてみてください。
ウブロ
時計ブランドとして急成長を遂げているのが、1980年に創業したウブロです。
他のブランドに比べると歴史は浅いですが、そのインパクトのある見た目とクオリティの高さで年々人気を伸ばしています。
また、ブランディングも非常にうまく、若者層に響く戦略をとっています。
セラミックやシリコンを時計に採用するなど、これまでの常識を良い意味で覆したブランドでもあるため、今後も目が離せません。
グランドセイコー
グランドセイコーは、比較的リーズナブルな価格帯の時計を展開しているブランドです。
こう聞いて、
「定価が安ければリセールバリューは高くならないのでは?」
と考える方もいると思いますが、そんなことはありません。
グランドセイコーは、日本の老舗時計ブランドであり、メイドインジャパンのクオリティとセイコー自身の技術力が高く評価されています。
デザインについては賛否ありますが、世界中にコレクターが存在しているため、特に古いモデルや定番モデルについては今後も価値が高まっていくと考えられています。
パネライ
シンプルでありながら、圧倒的な存在感を放つパネライの時計も、比較的リセールバリューが高いです。
デカ厚世代の心を掴むデザインとなっており、
- 耐衝撃性
- 防水性
などにも優れています。
査定額が定価を上回るケースはそう多くありませんが、換金率は比較的高いブランドといえます。
ハリーウィンストン
キングオブダイヤモンドの名で知られるハリーウィンストン。
ジュエラーとしてのイメージが強いと思いますが、実は時計も展開しています。
ハリーウィンストンが展開している時計には、最高品質のダイヤモンドが施されており、機能性にも優れているため世界中で人気を集めています。
また、ハリーウィンストンはダイヤモンドの質にとことんこだわっているため、時計をはじめとする各アイテムの定価が高いです。
このようなことから、中古市場においても高値で取引されやすいといえます。
シャネル
世界を代表するラグジュアリーブランドのシャネル。
シャネルが展開するアイテムは、その多くが中古市場でも人気を集めています。
時計も例外ではなく、リセールバリューが高いモデルが多いです。
また、購入費用を抑えるため、あえて新品ではなく中古で探す方も多く、流動性にも優れているといえます。
ヴァシュロン・コンスタンタン
ヴァシュロン・コンスタンタンは、スイスの高級時計ブランドです。
世界トップクラスの技術を持つ職人が、丁寧に手作業で組み立てていることもあり、希少価値が物凄く高いです。
限定モデルやレアモデルは、特に生産数が少ないため、プレミアム価格で取引されることも珍しくありません。
リセールバリューの高い時計を高く売るコツ
リセールバリューの高い時計を高く売るためには、以下のポイントを意識することが大切です。
- 付属品を揃える
- メンテナンスを行う
- 時計の買取実績が豊富なお店を選ぶ
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
付属品を揃える
時計を高く売るためには、付属品を揃えて出すことが大切です。
- 外箱
- 保証書
- 余りのコマ
- 替えのベルト
など、購入時についてきた付属品を揃えることによって、高価買取に期待できます。
逆に、付属品が1つでも欠けると減額になることがありますので、将来的に売却を検討している方は、付属品を大切に保管しておきましょう。
メンテナンスを行う
時計に限った話ではありませんが、中古市場においてはそのアイテムの状態が査定額に大きく影響します。
汚れがついている場合、それだけで査定額が下がってしまうことがありますので注意してください。
これらの汚れを乾いた布などで優しくふき取るだけでも、査定額アップに期待できます。
また、しばらくメンテナンスをしていない方は、査定に出す前にオーバーホールをするのも1つの方法です。
ただし、オーバーホールをして査定額が上がることもあれば、オーバーホール費用の方が高くなってしまうケースもありますので、慎重に判断する必要があります。
時計の買取実績が豊富なお店を選ぶ
買取店や質店は全国にたくさんありますが、それぞれで強みや得意なジャンルが異なります。
時計を高く売るためには、時計の買取実績が豊富なお店を選ぶことが大切です。
時計の買取実績が豊富なお店には、専門知識と経験豊富な査定士が在籍しているため、相場に合った価格で売却できる可能性が高くなります。
まとめ
高級時計の中には、リセールバリューが高いものもあり、このような時計を購入することによって、世界一コンパクトな資産を保有できます。
ただ、全ての高級時計が価値を維持できるわけではありませんので、今回紹介したことを参考にしながら、長期間一定の価値を維持してくれそうな時計を慎重に探していきましょう。
また、リセールバリューの高い時計を売却する際は、いくつかのポイントを意識する必要がありますので、正しい知識を身につけたうえで買取に向けて準備を進めてみてください。
まるみや商店では、時計の買取だけでなく、質入れにも対応しています。
「まだ時計は手放したくないけど、一時的にお金が必要で・・・」
という場合は質入れがおすすめですので、気になる方は当店までお気軽にご相談ください。