質屋に盗難されたものが売られた!?盗品は返ってくる?トケマッチシェアリングについても紹介

2024/03/14

所有者から預かった高級腕時計を貸し出すシェアリングサービス「トケマッチ」が高級腕時計の持ち主に返却せず無断で売却していた事件が現在話題となっています。
今回は、質屋目線で、トケマッチ事件について、無断で売却されたものが返ってくる可能性はあるのか?など様々な視点でお話ししたいと思います。

シェアリングサービス「トケマッチ」の事件とは?

大阪市にある会社が行っていた所有者から預かった高級腕時計を貸し出し、所有者には毎月預託料を支払うシェアリングサービス「トケマッチ」で預かっていた高級腕時計を持ち主に返却せず無断で売却していたという事件です。
会社を突然解散し、解散直前には複数名義で質屋などに預かっていた高級時計を無断で売却しており、解散直後、会社の元代表がドバイに出国した事が分かっています。
会社の元代表や元社員も国際指名手配されており、3月中旬現在も捜査中です。

シェアリングサービス「トケマッチ」の事件について思う事

トケマッチ事件と同様の手口で、高級中古車のカーシェアリングを行う会社が突然、業務停止に陥り、600人以上の投資者が、ローンの被害を受けている問題
が過去にもありました。

手軽に高級なものをシェアできるというメリットがある一方で、シェアリングサービスは、現状、様々な抜け穴があり、トラブルが起きる可能性が高いサービスです。

貸し出した側のトラブルは、ニュースなどで発覚していますが、借りる側のトラブルが一切ないことに疑問を感じており、トケマッチ自体が詐欺の可能性は否定できません。

売却先が質屋であっても質屋には責任がない理由

倒産するまで警察も質屋も今回の件について把握しておらず、時計の所有権が質屋になったとしても、あくまでもそのお店と本人とのやり取りなので第三者である所有者(被害者)は介入ができません。

個人情報の観点から、質屋内でのお客様の情報共有の可能性はとても低く、審査がなく、物があればその価値を融資してもらえるのは質屋の最大のメリットです。

警察と質屋は非常に密接な関係で定期的に調査をしており、今後、進展があるかもしれませんが、現状、質屋や買取専門店はどうすることもできない状況です。

今後トケマッチに預けた高級時計が返ってくる可能性はある?
結論からお話しすると、今後、無断で売却された時計が返ってくる可能性は非常に低いです。

理由は、盗難品の場合は、返ってくる事もありますが、現状「詐欺」「業務上横領」の可能性が高いからです。

6か月後にお金を支払うという話があり、その対応があるのかどうかが今後のポイントとなります。

現段階でトケマッチ事件の被害者ができる事

現段階で、トケマッチ事件の被害者ができる事は警察に相談することしかできません。
警察が介入していない場合、預けた本人しか対応ができず、全国の質屋や買取店に問い合わせても個人情報の観点から対応が難しい状況です。

実際当店にも複数の方から問い合わせをいただいており、お気持ちはお察ししますが、現状、お調べすることができず、他の質屋でも同じような対応になるかと思います。

今後考えられるトケマッチの二次被害とは?

今後、無断で売却された時計が流通すれば元の購入者も「ブラックリスト(転売目的)」とみなされ、今後、正規店で購入できない可能性があります。
リスクを考え、トケマッチ関連ではない時計でもお店によっては取り扱ってくれない時計も出てくるかもしれません。
事件をきっかけに高級時計の相場が下がり、海外に流出しやすくなるといったデメリットもあります。

質屋で高く売れる時計とは?

ロレックス

ロレックス(ROLEX)は、日本でも知名度や人気が非常に高い時計ブランドであり、「時計の王者」と称されるほどです。
一般に、腕時計の知名度や人気が高いほど、中古時計市場での需要も高まる傾向があります。
ロレックスの時計は、限定モデルや希少なモデルが存在するため、その希少価値が高く評価されています。

・デイトナ 116520
116520は、2000年に登場したステンレス製の2台自動巻きデイトナです。
Cal.4130を搭載しており、3日間駆動可能なスペックが魅力です。
また、前世代モデルよりも高級感や耐久性が向上しています。
もともと生産数が少なく人気が高いため、在庫が少ないようです。
入手が難しいのにもかかわらず人気があるため、需要と供給のバランスが崩れ、高価で買取されています。

・サブマリーナー116610LV
サブマリーナーの50周年記念モデルとして販売されたものです。
グリーンのベゼルとダイヤルが特徴であり、「グリーンサブ」として知られています。
旧型の116610LVはリーマンショックの影響を受けて大幅な価格下落がありましたが、再び相場の価格が高くなった際に新しい116610LVが発売されました。
この116610LVは限定発売されており、中古市場でも即座に完売したり、高価で買取されているようです。

なぜグリーンが高くなるのか、という疑問を持つ方もいるかもしれません。
実際、日本では無難な色や合わせやすい色が好まれる傾向がありますが、グリーンが高騰する原因は、海外、特に中国での人気にあります。
そのため、需要と供給のバランスが崩れ、グリーンサブが高騰しているといえます。

・GMTマスターⅡ 116710BLNR
このモデルはツートンカラーで斬新なデザインが特徴です。
旧型も新型も常に人気があり、特に注目されています。
GMT機能が搭載されており、「自分のいる国(都市)以外の時刻も知る」ことができます。
3つの国の時間を知る事ができるため、便利です。
入荷が少なく、機能面とデザイン性の両方で人気のあるモデルであるため、安定した価格で買取されています。

パテックフィリップ

パテックフィリップは、世界中で技術、品質、デザインのすべてにおいて高い評価を受けています。
特に人気が高いのは、パテックフィリップ初のスポーツウォッチであるノーチラスシリーズです。
製造本数が少なく希少性が高いため、販売初期の定価に比べて2倍ほどの買取額になることもあります。
最近では、ノーチラスの中でも、5711/1Aや5980/1Aモデルなどの買取相場が特に高くなっています。
ロレックスと同様に、現行品であっても中古の買取価格が定価を超えることはまれです。

・ノーチラス 5711/1A-010

パテックフィリップの代表モデルであるノーチラスの中でも、ノーチラス 5711/1A-010は、シルバーのブレスレットとブルーやブラックの文字盤が特徴です。

船の舷窓をヒントにした丸みを帯びた8角形のベゼルは、全てのノーチラスに共通するデザインです。

シンプルでありながらも洗練された気品溢れるその見た目は、1976年の誕生以来男女問わず多くの人に愛用されています。

ただし、保存状態や買取店舗によっては金額が大きく変わることがあるので、ネットなどの相場は、参考程度に留めておきましょう。

・ノーチラス 5712/1A-001

ノーチラス5712/1A-001は、ノーチラス特有の8角ベゼルを残しながら、ムーンフェイズなどの機能が搭載されている1本です。
ムーンフェイズとは、月が新月から満月になり、再び新月に戻るまでの1ヶ月間の周期を表した機構です。
月をメインとした夜空が少しずつ変化する様子は、見た目にも美しい逸品といえます。
機構には自動巻きムーブメントが採用され、ブレスレットの製造にまでパテックフィリップの強い拘りが伺える1本です。

・アクアノート 5167A-001

ノーチラスの8角形のベゼルを継承しつつ、防水性や紫外線耐性などの新しい機能が追加されたアクアノートは、1997年に発表された際、多くの時計マニアから注目されました。

アクアノート 5167A-001は、ハイテク・コンポジットと呼ばれる素材がバンドに採用されており、防水性、引張り強度、紫外線耐性に優れています。

・アクアノート 5968A-001

アクアノート 5968A-001は、クロノグラフ機能を搭載したムーブメントが使われているモデルです。

真っ黒な文字盤とオレンジ色の秒針が、絶妙なコントラストを生み出しています。

さらに、ブラックバンドだけでなく、オレンジ色のバンドもラインナップされているため、遊び心を求める人々にも人気の腕時計です。

・カラトラバ 5107J-001

伝統的なラウンド型の腕時計であるカラトラバは、ケースの美しい曲線が魅力的で、パテックフィリップの気品と高度な技術力を表現しています。

豊富なラインナップを揃えており、落ち着きのあるブラウンや上品なホワイトなど、好みに合った色を選べるのが特徴です。

カラトラバ 5107J-001は、現行モデルでは見られないリューズガードが付いている自動巻きモデルとして知られています。

ウブロ

ウブロ(HUBLOT)は「成功者が身につける時計」として知られており、多くの有名人や企業との限定コラボウォッチを生み出してきました。

さらに、F1やワールドカップの公式時計を務めるなど、スポーツのシーンにも貢献しています。

多くの有名人が愛用していることから、時計市場での需要も高まっており、売却を考えるなら早めに行う方が良いかもしれません。

・ビッグ・バン
2005年に誕生したビッグ・バンは、ウブロの中で最も有名なシリーズとして知られています。

創業当時のウブロでは、金属製の本体にゴム製のラバーバンドという斬新な組み合わせを打ち出し、時計業界からは異端児と呼ばれ、あまり評判は良くありませんでした。

そんな中で生み出されたビッグ・バンは、「融合」をコンセプトにしました。

時計本体には、ゴールドやセラミック、チタン、カーボンファイバーなど、従来考えられていなかった素材を使用しました。

これらの素材をウブロの象徴であるラバーバンドと融合させたことで、独創性と革新性が高く評価され、ウブロは一躍ベストセラーとなりました。

また、2000年代当時の高級時計業界では、時計本体が大きく厚みがある「デカ厚」と呼ばれるサイズが流行しており、ビッグ・バンもその流行に乗ったため、大きな注目を集めました。

どのモデルも人気が高く、保存状態が良く、比較的新しい型であれば、高価な買取が期待できます。

・キングパワー

ビッグ・バンの成功を受けて誕生した時計が、「ビッグ・バンの進化系」と称されるキングパワーシリーズです。
このシリーズは、どっしりとした強靭な見た目と高い性能を備えた逸品として知られています。

キングパワーの最大の特徴は、アルミニウムの半分の重さでありながら3倍の強度を誇るカーボンファイバーの使用です。

また、他のシリーズよりも約4mm大きい48mmの本体サイズを持ち、耐久性や防水性に優れているため、スポーツやアウトドアでの使用に最適です。

さらに、限定モデルやコラボレーションモデルのラインナップが豊富であり、その点も魅力の一つとなっています。

ビッグ・バンと同様に人気の高いシリーズであり、保存状態や型によっては更に高額での買取が期待できます。

・クラシックフュージョン
クラシックフュージョンは、ウブロの中では比較的薄型で、シンプルなデザインが魅力的なシリーズです。

文字盤、3針、日付、そしてロゴを主役にしたスッキリした外観は、クラシカルでありながらも万人受けする美しい表情を見せます。

クラシックフュージョンの洗練された伝統的な本体に、ラバーバンドやビス留めのベゼルの組み合わせは目新しく、着用するだけで人目を引くことでしょう。

また、ビッグ・バンよりも販売価格がリーズナブルなので、特にウブロ初心者から注目を集めるシリーズです。

そのため、クラシックフュージョンは「ビッグ・バンやキングパワーほど大ぶりな時計は苦手」「シンプルなデザインが好き」「高級時計に興味はあるけど、値段が高すぎるのはちょっと…」という方から熱い支持を得ています。

パネライ

パネライ(PANERAI)は、軍用時計がルーツとなっており、そのブレない個性と優れた精度・耐久性が世界中の時計ファンを魅了し続けています。

特にルミノールやラジオミールなどのシリーズがメインで展開され、その人気は特筆されます。
初期モデルは流通量が少なく希少性が高いとされており、それが一層魅力を高めています。

さらに、数量限定モデルや18金が使用されているモデルも買取額が高くなる傾向にあります。

パネライには大まかに「ルミノール」と「ラジオミール」という2つのモデルがあります。

その大きな違いは、時間調整用のリューズを保護するリューズプロテクターが付いているかどうかです。

ルミノールにはリューズプロテクターが付いていますが、ラジオミールにはありません。

ルミノールはよりパネライらしさを感じさせるデザインですが、そのカジュアルな印象から、フォーマルな場面での使用が多い方には、ラジオミールがおすすめされます。

一般的には、これら2つのモデル以外は違いがよく分からないと言われていますが、実際には600種類以上のラインナップがあります。

年代や時期によって、多様なデザインが提供されており、文字盤の色や針、ケースの形などが微妙に異なるため、自分だけの一本を見つけることができるのも、パネライの魅力の一つです。

オーデマピゲ

オーデマピゲは、パテックフィリップに並んで世界3大腕時計の一つとされるブランドです。

オーデマピゲの特徴は、スチール素材を使用しており、シンプルなモデルであれば多くのシーンで着用できることです。
そのため、需要が高いと言えます。

特にロイヤルオークシリーズは人気が高く、中でも希少なエクストラシンモデルは高額で買取される可能性があります。

・ロイヤルオーク
ロイヤルオークの特徴である8角形のベゼルに打ち込まれたビスは、どこか無骨で男性らしい印象を与えます。

ただし、女性向けには僅かにその表情を変えており、ロイヤルオークの特徴を残しながらも、女性にも使いやすく美しいデザインに仕上げられています。

2020年には、34mmケースの機械式時計が発表され、華奢な腕をした女性でも無理なく着用できるようになりました。

・ミレネリー
1995年に発表された「ミレネリー(MILLENARY)」は、オーデマ・ピゲのモデルの中でも芸術性が高い時計です。

その最大の特徴であるオーバル型のケースは、イタリア・ローマにあるコロッセオがデザインを参考にしており、文字盤が右側に少しずれたデザインは個性的であり、左側からは時計の心臓部である「テンプ」の動きを確認することができます。

・ジュール・オーデマ

創設者であるジュール・ルイ・オーデマをオマージュした作品「ジュール・オーデマ(JULES AUDEMARS)」は、一切の無駄を省いたシンプルなデザインが特徴です。
伝統的なラウンドケースに3指針だけのシンプルなモデルの他、複雑機構と呼ばれる「グランドコンプリケーション」「トゥールビヨン」が採用されたものもラインナップされています。

・CODE11.59 バイ オーデマ・ピゲ
研究開発・デザイン設計等に5年もの歳月をかけ、満を持して2018年に発表されたCODE11.59 バイ オーデマ・ピゲ(CODE11.59 By Audemars Piguet)も、オーデマ・ピゲを代表するシリーズです。
正統派のラウンド型ケースとすっきりとした文字盤は現代的な雰囲気を持っており、細部からはオーデマ・ピゲらしい特徴が伺えるデザインになっています。
例えば一見すると丸いシンプルなケースでも、横から覗くとミドルケースが八角形になっていることが分かります。
八角形といえば、オーデマ・ピゲの代名詞であるロイヤルオークの特徴です。
往年のシリーズから継承された技術とデザインがうまく取り入れられているCODE11.59は、今後のオーデマ・ピゲの代表作として期待されています。

・ハイジュエリー
古典的な宝飾方法に捉われない 、新しいデザイン・技法に挑んだ「ハイジュエリー(HIGH JEWELRY)」は、オーデマ・ピゲが展開するジュエリーコレクションです。
オーデマ・ピゲが本社を構える、ル・ブラッシュ地域の自然がデザインのヒントになっており、奇抜ながらもジュエリーの美しさを最大限に表現できるよう工夫されています。
例えば2019年に発表された「サファイア オルブ」は、ダイヤモンドとサファイアで天候や時刻で変わるル・ブラッシュの川を美しく表現しています。

質屋で時計を高く査定してもらうコツ

汚れを落としてキレイにする

時計の汚れは、丁寧に落としてキレイにすると良いです。
買取時に最も重要なのは、時計の状態であり、査定時に入念にチェックするためです。
汚れが少ないほど、買取価格も上がる傾向にあります。
そのため、査定を依頼する前に汚れを落とすことが重要ですが、金属部分を磨いたり刻印を削ったりすることで逆に傷つける可能性があるので注意が必要です。
傷つけないように、表面をクロスで拭いたり、ブロワーでほこりを取り除いたりするだけで十分です。
また、ストラップの汚れを落とすためには、ぬるま湯で薄めた中性洗剤で揉み洗いし、洗剤を水で洗い流し、風通しの良い日陰で乾かします。(完全に乾くまで約2日かかります)
完全に乾いた後は、革クリーナーを塗り、乾いた布で拭き取ります。
これらの手順は革ベルトの洗浄手順ですが、金属ベルトの場合は中性の洗剤で洗い、隙間を歯ブラシで洗います。
洗った後は水で流し、水分を拭き取ります。
時計をキレイにする作業は手間がかかりますが、買取価格を上げるためには必要不可欠ですので、ぜひ取り組んでみてください。

付属品もセットで売る

時計を購入した際の付属品が残っている場合は、すべて準備してください。
付属品の存在は製品の品質を証明し、買取価格を高める傾向があります。
具体的には、時計が入っていた箱、保証書、サイズ調整で余ったコマ、替えベルトなどがあります。
付属品は小さなものが多く、すでに捨ててしまった方もいるかもしれませんが、残っている場合は買取価格を上げるチャンスです。
査定の際に探す手間を省くためにも、すべてを同じ場所に保管しておきましょう。

メンテナンスや修理の証明書を提示する

過去にメンテナンスや修理を受けたことがある場合は、その際の明細や証明書も準備してください。
メンテナンスは、時計の内部パーツを分解して掃除や調整を行う作業です。
時計は非常に繊細な機械であり、故障が生じやすいため、4年から5年に1回の頻度でメンテナンスを受けることが推奨されています。
時計買取の場合、通常は買取後にメンテナンスが行われますが、過去に受けたメンテナンスの証拠があると買取業者の手間が省かれ、買取価格が上がります。ただし、メンテナンスを必ず受ける必要はありません。
メンテナンスにかかる費用が買取価格を上回ることがあるためです。
買取前に無理にメンテナンスを受ける必要はありませんが、もし受けている場合は査定時に必ず伝えてください。
さらに、修理の証明書があれば、時計を本物と証明できるため、買取価格を上げる重要な役割を果たします。

以上の理由から、メンテナンスや修理の証明書がある場合は必ず用意してください。
劣化しないうちに査定して質入れしたり買取してもらう
時計は精密機械ですので、保管方法によっては経年劣化が起こります。
そのため、劣化する前に早めに査定に出すことをおすすめします。
以下のような場所での保管は、故障や劣化につながる可能性があるので、注意してください。

・高温多湿の場所
・直射日光が当たる場所
・落下の恐れがある不安定な場所
・磁気が発生するものの近く
・乾燥材の近く

時計は、湿度が高い場所やスマートフォンやパソコンなど磁気を発生する機器の近くに置くと故障や劣化の原因となります。
また、乾燥にも弱く、乾燥剤の近くで保管すると内部の油が乾燥してしまう可能性があります。
湿気や磁気と同様に、これも故障や劣化の原因となるので注意が必要です。
時計は常に適切な場所で保管するよう心がけましょう。
それでも防げない経年劣化もあるため、早めに査定に出すことをおすすめします。

クオーツ時計の場合は、電池交換を済ませておくと良いです。
クオーツ時計は、電池が切れて止まってしまっている状態では内部で液漏れを起こし、故障する可能性があります。
そのため、時計が止まっている状態では、買取の対象外になったり、買取価格が大幅に下がる可能性が高いです。
そのため、買取に出す予定の時計は、電池交換を済ませておきましょう。

質入れや買取の時期を考える

時計の査定に出す際は、なるべく販売価格が高い時期を狙うことをおすすめします。
販売価格が高騰すると、買取価格もそれに応じて上がる可能性があります。
時計の需要は時期によって変動します。
例えば、入学や就職のシーズンや、ボーナスが支給される時期などは需要が高まり、販売価格が高くなります。
買取を検討する前には必ず販売価格を確認し、適切な時期を見極めてください。

時計の質入れや買取をするのにおすすめの時期

円安でドルが高い時

円安ドル高の時期には、海外ブランドの時計が特に人気が高まります。
この時期には、海外ブランドの時計の価格が急に高くなり、新品の販売価格も高騰します。
その結果、中古品や並行輸入品の需要が増加します。
多くの高級ブランド時計はスイス製で、「ロレックス」や「オメガ」などがその代表です。
新品の価格が高くなっている中、賢い消費者は中古品や並行輸入品を選び、コストを節約しようとします。
ただし、円安になってもすぐに買取価格が高くなるわけではありません。
並行輸入品の需要が高まるまで、中古市場の需要も増えず、買取価格も上がりません。
そのため、慎重に購入を検討する事をおすすめします。

ボーナスが出る時期

夏と冬のボーナス前には、時計の買取価格が高くなります。
ボーナスが支給される時期には、自分へのご褒美や贈り物などでブランド時計の需要が高まるためです。
特に冬のボーナス前には、クリスマスシーズンも重なり需要が一層高まります。
販売店としては、需要が高まる前に在庫を確保したいため、買取を積極的に行う傾向があります。
さらに、買取査定時の価格交渉もしやすくなるため、時計の買取を検討するには最適な時期です。

就職した時や入学した時

入学や就職など、新しい生活が始まる時期も時計の需要が高まり、時計の買取に適したタイミングとなります。
しかし、他の時期と比較すると、新社会人向けの比較的手頃な価格の時計が好まれる傾向があります。
そのため、高級ブランドの時計を買取に出す予定の方は、他の時期を検討することが良いでしょう。

購入してすぐ売りたいと思った時

時計を買取に出すのはできるだけ早い方が良いです。
その理由は主に2つあります。
まず、時間が経つほど時計の劣化が進み、買取価格が下がる可能性があります。
さらに、時計のニーズは発売直後が最も高いため、早く売ることで最も良い価格での買取ができるでしょう。
時計は高温多湿や直射日光などの環境条件によって劣化が進みやすく、保管状態が良くても、未使用でも劣化が見られる場合があります。
一部のケースでは、時計が経年によってプレミア化し、買取価格が高くなることもありますが、これは例外です。

以上の理由から、時計を売りたいと思ったら、すぐに買取に出すことをおすすめします。

メディアで注目された時

メディアで注目される時期は、一気に注目度が高まり、買取価格も高くなります。
メディア以外でも、例えばSNSで話題になったり、著名人が身につけていたりすることで、特定の時計への関心が高まることがあります。
雑誌やSNSなどをチェックし、社会的な注目を見逃さないことが重要です。
また、注目度が上がると買取価格が高くなるのは、主に中堅のブランド時計です。
一方で、世界的に有名な「ロレックス」などの高級ブランド時計は、常に高水準の買取価格が維持されており、注目度による価格の変動は少ないでしょう。

質屋で買戻しをするメリットとは?

期限内に元金と利子を支払えば、預けた品物を取り戻せます。
急に現金が必要になった場合は、大事な物を手放さずに現金を得られるメリットがあります。
さらに、20歳以上であればだれでも利用可能です。
就業状況や学生であるかどうかにかかわらず、審査はありませんので、持ち物さえあれば何度でも利用できます。
大切なプレゼントや入手困難な希少品などは、売却せずに質預かりをして買い戻すのがおすすめです。

まとめ


今回は、主に質屋目線で、トケマッチ事件について、無断で売却されたものが返ってくる可能性はあるのか?など様々な視点でお話ししました。
現在、捜査中の事件のため、今後どう進展するかは分かりませんが、このブログ記事を参考に事件について知識を深めてみて下さい。