ウイスキー買取相場を知っていますか?
ウイスキーの買取相場について詳しく知っている方は少ないと思います。
そんな方向けにウイスキーの買取相場について詳しく解説します。
すでに詳しい方は、改めて確認するつもりで読んでみて下さい。
まずは、ウイスキーの歴史からみていきましょう。
この記事では以下の内容について解説します。
・ウイスキーの歴史
・ウイスキーの買取相場
・ウイスキーを高額で売るコツ
ウイスキーの歴史
ウイスキーの起源
蒸留アルコールの歴史と深く結びついています。
蒸留アルコールの精製は8世紀から9世紀にかけて、中東のイスラム黄金期に始まりました。
当時は、病気の治療薬として修道院などで製造されていたとされています。
その後のアルコール蒸留に関する最古の記録は12世紀のもので、ラテン語で「命の水(アクアヴィテ)」と記されています。
ウイスキーは、この蒸留アルコールの歴史の中で生まれたと考えられていますが、起源についてはアイルランド説とスコットランド説の2つがあり、未だに決着がついていません。
アイルランドの記録では、17世紀に書かれた「クロンマクノイズ年代記」にウイスキーと思われるものが登場しています。
1405年に首長がクリスマスに「命の水」を飲み過ぎたことが死因であるとされています。
一方、スコットランドの記録では、1494年の王室財務記録に「修道士に麦芽を与えてアクアヴィテを造らせた」という記載があります。
どちらの記録も「命の水(アクアヴィテ)」について触れていますが、どちらが正確かを裏付けるのは難しいです。
確かなことは、ウイスキーが古くから多くの人々に愛されていたということです。
日本のウイスキーの始まり
日本に初めてウイスキーが伝わったのは1853年、ペリーとともに黒船に乗ってきたときでした。
明治維新後の1871年には、日本人向けにウイスキーが輸入され始めましたが、当時の庶民にとってウイスキーは高級品であり、手の届かない異国のお酒でした。
明治時代、日本では薬問屋が外国製のアルコールに砂糖や香辛料を混ぜて作った模造ウイスキーを販売していました。
日本のウイスキー造りが本格的に始まったのは、明治末期から大正時代にかけてのことです。
このときに登場するのが、鳥井信治郎と竹鶴政孝です。
竹鶴政孝はウイスキー造りを学ぶため、1918年にスコットランドへ留学しました。
鳥井信治郎は竹鶴を蒸留技師として迎え入れ、1923年に日本初のモルト・ウイスキー蒸留所である山崎蒸留所の建設を始めました。
そして、1929年に日本初の国産ウイスキー「サントリーウヰスキー白札」(現在のサントリーホワイト)を発売しました。
その後、竹鶴政孝はさらに本格的なスコッチ・ウイスキーの生産を目指し、余市蒸留所を設立しました。
ここからジャパニーズ・ウイスキーは発展していきました。
現在、ジャパニーズ・ウイスキーは世界中で高く評価され、注目を集める存在となりました。中国やアメリカへの輸出額も年々増加しています。
ウイスキーの買取相場
サントリー
サントリーが製造するウイスキーの買取価格の一例を以下にまとめます。
山崎 25年 シングルモルト 新型 1,000,000円
山崎 25年 リミテッドエディション 950,000円
響 30年 ボトルのみ 420,000円
響 ディープハーモニー 184,000円
白州 25年 シングルモルト 新型 完品 400,000円
サントリーの大まかな買取金額の相場は17,500〜1,000,000円(税込)です。
同じ銘柄でも、年代によって金額が大きく異なることが分かります。
ニッカウイスキー
ニッカウイスキーが製造するウイスキーの買取価格の一例を以下にまとめます。
竹鶴 21年 ピュアモルト 180,000円
余市 10年 シングルモルト 旧ラベル 22,000円
余市 グランデ 10,000円
ニッカウイスキーの大まかな買取金額の相場は10,000〜180,000円(税込)です。
こちらも銘柄によって買取金額が大きく異なっています。
マッカラン
マッカランの買取価格一例は以下の通りです。
ザ・マッカラン 30年 シェリーオーク ブルーラベル 782,000円
ザ・マッカラン 1861 レプリカ 73,000円
ザ・マッカラン 12年 ファインオーク 5,000円
マッカランの買取価格の相場は、5,000〜782,000円(税込)です。
特に25年と30年のものは高価買取が期待できます。
ボウモア
ボウモアの買取価格一例は以下の通りです。
ボウモア 25年 アイラ シングルモルト 43,000円
ボウモア 16年 1989 リミテッドエディション 45,000円
ボウモア 15年 シェリーカスクフィニッシュ 4,500円
ボウモアの買取価格の相場は、4,500〜45,000円(税込)です。
他の銘柄と比べて、買取価格がそれほど高額にならない傾向があります。
ジョニーウォーカー
ジョニーウォーカーの買取価格一例は以下の通りです。
ジョニーウォーカー エクセルシオール 45,000円
ジョニーウォーカー ブルーラベル カスクエディション 1,000ml 25,000円
ジョニーウォーカー オールデスト 16,000円
ジョニーウォーカーの買取価格の相場は、16,000〜45,000円(税込)です。
こちらも比較的高額にはなりにくい銘柄となっています。
ウイスキーを高額で売るコツ
保存状態の良好保持
ウイスキーを高価で売却するために最も重要なのは、保存状態を良好に保つことです。
品質を保つためには、ウイスキーは直射日光を避け、一定の温度と湿度の下で保管する必要があります。
また、ボトルのホコリや汚れは買取時に影響を与えるため、定期的に清潔に保つことが推奨されます。
ウイスキーの状態を最適に保つことが、価格を最大化する鍵です。
付属品の完備
ウイスキーの付属品は、売却価格に大きな影響を与えることがあります。
特に、元の外箱や替栓、ギャランティーカードなどの鑑定書が完備している場合、ウイスキーの真正性を示し、買取価格が向上する可能性があります。
これらの付属品は、ウイスキーが新品に近い状態であることを示し、コレクターの需要を高める要因となります。
複数会社での見積もり比較
ウイスキーを売却する際には、複数の会社から見積もりを取ることが重要です。
各会社の買取価格を比較することで、最も高価買取を提案する会社を選ぶことができます。また、見積もりを比較することで相場を把握しやすくなり、価格交渉を有利に進めることができます。
不要なウイスキーは早期売却
ウイスキーは時間が経過すると品質が変化する可能性があります。
特に飲まないウイスキーを長期間保管しておくと、その価値を損なう恐れがあります。
そのため、飲む予定のないウイスキーは、できるだけ早期に売却することが推奨されます。これにより、ウイスキーが最高の状態で買取され、高価格を実現できます。
まとめ
今回は、ウイスキーの買取相場について詳しく紹介しました。
ウイスキーの買取相場について詳しく知りたかった方は、参考になる内容が多かったのではないでしょうか。
質屋では、ウイスキーなどの買取や質預かりをする事も可能で、まるみや商店でもウイスキーの質預かりや買取を行っています。
紹介した内容を参考にしてウイスキーの買取相場についての知識を深めて下さい。
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