金利を知っていますか?
金利について詳しく知っている方は少ないと思います。
そんな方向けに金利について詳しく解説します。
すでに詳しい方は、改めて確認するつもりで読んでみて下さい。
利息との違いについても合わせて紹介します。
まずは、金利とは何かからみていきましょう。
この記事では以下の内容について解説します。
・金利とは?
・金利と利率・利息と利子の違い
・金利の種類と特徴
・金利の変動の影響
・金利の高い銀行を選ぶコツ
・質屋でお金は借りれる
金利とは?
金利とは、借り手が貸し手に対して借入金額に上乗せして支払う対価の割合です。
借り手にとっては資金調達のコスト(手数料)であり、貸し手にとっては提供した資金に対する利益(報酬)となります。
英語で金利は「interest」と呼ばれ、その語源は「inter(間)+est(存在)」に由来します。
これは資金を仲介する状況から金利や利益を表す言葉となったとされています。
また、誰もが利益を得ることに関心を持つため、「興味」という意味も持つようになったといわれます。
金利と利率・利息と利子の違い
金利と利率
借り手が貸し手に支払う対価の元金や元本に対する割合を示し、パーセント(%)で表示されます。
金利は市場金利や政策金利などマクロ経済の文脈で使われ、利率は借入利率など資金借入れ時の元本に対する利息の割合を表す際によく用いられます。
金融関係者は金利を「ベーシスポイント(bp)」で表現することが多く、1bp=0.01%に相当します。
利息と利子
金利や利率から算出される金額です。
借り手が貸し手に支払うのが利子、貸し手が借り手から受け取るのが利息と呼ばれますが、立場の違いで呼び方が異なるだけで、両者は本質的に同じものです。
銀行預金では利息、郵便貯金では利子と呼ばれます。
銀行預金は貸し手(預金者)が借り手(銀行)から対価を受け取るので利息、郵便貯金は借り手(国やゆうちょ銀行)が貸し手(貯金者)へ対価を支払うので利子と表現されます。
金利と利回りの違い
金利が資金のやり取りにおける対価(コストあるいは利益)の割合であるのに対し、利回りは投資のパフォーマンスを測定するための指標で、収益を投資額で割ったものです。
投資金額に対する運用収益(受取利息と売却損益の合計から支払手数料などを差し引いたもの)の割合として算出され、通常は1年間の年平均利回りとして表されます。
数多くある投資対象資産や金融商品を比較する共通尺度として、利回りは重要な判断材料となります。
金利の種類と特徴
金利にはさまざまな種類があり、ニュースで紹介されるマクロ指標としての金利や住宅ローンの借入れ金利など、人によって思い浮かべる金利は異なります。
名目金利と実質金利
・名目金利
物価変動を考慮しない金利。
一般的に「金利」と言う場合は名目金利を指し、預貯金やローン借入れ時に目にする金利はほとんどが名目金利です。
・実質金利
名目金利を期待インフレ率で調整したもの。
名目金利が一定でも期待インフレ率が変われば実質金利も変動します。
購買力に基づく金利の実質値を表し、経済や投資の判断に重要です。
長期金利と短期金利
・長期金利
貸出期間が1年以上の適用金利。
日本では10年物国債利回りが用いられ、好況期に上昇し、不況期に低下する傾向があります。
・短期金利
貸出期間が1年未満の適用金利。
中央銀行が金融政策として操作、誘導する金利(政策金利)で、市場の資金量によって変動します。
短期プライムレートと長期プライムレート
・短期プライムレート(短プラ)
金融機関が優良企業に短期貸出を行う際の適用金利。金融機関ごとに発表され、多少のばらつきがあります。
・長期プライムレート(長プラ)
長期貸出に適用される金利。みずほ銀行が公表しており、長期信用銀行の流れを汲んでいます。
固定金利と変動金利
・固定金利
期間を通じて金利が変わらないタイプ。
事前に発生コストが確定しますが、変動金利より高めに設定されます。
・変動金利
期間中に金利見直しが行われる可能性があるタイプ。
金利上昇が見込まれる局面では固定金利が有利ですが、金利低下が見込まれる局面では変動金利が有利です。
基準金利と適用金利
・基準金利
各金融機関が顧客向け金利を設定する際の基準となる金利。
店頭金利や店頭表示金利、ベースレートなどとも呼ばれます。
・適用金利
実際に借り手が適用を受ける金利。
金融機関との取引状況や信用状況によって基準金利が調整されることがあります。
金利の変動の影響
金利の変動は企業や家計(個人)の行動にも影響を与えます。
・企業の投資と借入れ
金利が低い場合:借入れがしやすくなり、新規投資が活発化します。
その結果、将来の業績成長に対する期待から株価が上昇しやすくなります。
金利が高い場合:借入れが難しくなり、新規投資が停滞します。
その結果、業績の伸びが止まり、株価が下落しやすくなります。
・家計(個人)の消費
低金利の場合:資産の現在価値が高まり、将来の消費に備えて貯蓄するインセンティブが低下するため、個人の消費意欲が高まります。
高金利の場合:資産の将来価値が高まり、現在の消費よりも将来の消費に備えた貯蓄に家計資金がシフトします。
金利変動が個人の消費意欲を左右し、消費と貯蓄のバランスを決定する要因となります。
金利の高い銀行を選ぶコツ
ネット銀行やアプリ専業銀行を選ぶ ネット銀行やアプリ専業銀行は、一般的に預金金利が高い傾向があります(ただし金融機関によります)。
また、口座開設もアプリやウェブで完結することが多いため、銀行口座を持っていない場合でも簡単に口座を開設できます。
預け入れ期間に注目する 金利は一般的に普通預金よりも貯蓄預金、貯蓄預金よりも定期預金、定期預金の中でも預け入れ期間が長い方が高くなる傾向があります。
定期預金のように途中解約の制限や長期の預け入れ期間がある方が金利が高いのが一般的です。
そのため、預け入れ期間と金利を考慮して検討するのが良いでしょう。
定期預金と貯蓄預金や普通預金の金利が同じ場合で、途中でお金を引き出す可能性がある場合は、貯蓄預金や普通預金を選ぶのがおすすめです。
金利上乗せの条件を調べる 口座保有者全員に対して同じ金利の場合もありますが、銀行によっては特定の条件を達成すると金利が高くなるケースもあります。
預金額や毎月の入金額など、金利が高くなる条件を確認して検討しましょう。
質屋でお金は借りれる
金利以外でも質屋などでお金を借りる事ができます。
質屋とは、価値のある物品を担保にお金を貸し出す事業者のことです。
ブランドのバッグや時計、洋服などの価値のあるものを一時的に預けることで、まとまった資金を借りることができます。
質屋で融資を受ける場合、他社での借入状況や延滞履歴に関係なく、審査なしで借り入れが可能です。
まとめ
今回は、金利について詳しく紹介しました。
金利について詳しく知りたかった方は、参考になる内容が多かったのではないでしょうか。
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紹介した内容を参考にして金利についての知識を深めて下さい。
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