【質屋】 エレキギターの買取相場とは?

2024/10/15

エレキギター買取相場を知っていますか?

エレキギターの買取相場について詳しく知っている方は少ないと思います。

そんな方向けにエレキギターの買取相場について詳しく解説します。

すでに詳しい方は、改めて確認するつもりで読んでみて下さい。

まずは、エレキギターの歴史からみていきましょう。

この記事では以下の内容について解説します。

・エレキギターの歴史

・エレキギターの買取相場

エレキギターの歴史

エレキギターの原型が開発される

1931年に誕生したエレキギターは、現在の形とは大きく異なるもので、当時は技術的な課題も多く、メジャーなエレキギターの原型モデルが開発されたのは1949年のことです。

初期のエレキギターは、ボディにピックアップを付けただけのシンプルな構造だったため、アンプで増幅した音に楽器が共振し、ハウリングを起こす問題がありましたが、この問題を解消するために誕生したのが、エレキギターの原型となる「ソリッドギター」です。

ソリッドギターの第1号とされるのは、1950年にギター・アンプの製作家レオ・フェンダーによって発表された「フェンダーエスクワイヤー」です。

このモデルは後のエレキギター開発に大きな影響を与えました。

エレキギターが普及

1950年にソリッドギター第1号(フェンダーエスクワイヤー)が誕生したことで、エレキギターの歴史は大きく変わりました。

フェンダーエスクワイヤーのデザインや構造、音響技術を参考に多くのメーカーが新たな楽器を次々と生産・販売しました。

ソリッドギターの登場は、ハウリングを抑えたクリアな音色と多彩な音色表現を可能にする構造によって、その後の音楽シーンを大きく変えることになりました。

1960年までには、ストラトキャスターやテレキャスターといった代表的なモデルが誕生し、エレキギターはほぼ完成形に達したといわれています。

フェンダー社とギブソン社はエレキギターの開発に最も力を入れており、次々と多くのエレキギターを発表しました。

ギブソン社は1952年に「レスポール」、1961年に「SG」などの人気モデルを発表し、1958年に発売された「フライングV」は独創的なデザインで注目を集めましたが、販売不振により翌年には生産中止となりました。

しかし、1960年代以降に著名なギタリストたちが使用したことで人気が再燃し、1980年代から復刻モデルが発売されています。

エレキギターブームが起こる

1960年代に入ると、イギリスのバンド「ビートルズ」をはじめとする多くの有名バンドが登場しました。

彼らはエレキギターを単なる伴奏楽器ではなく、音楽を表現するための重要な楽器であることを証明しました。

有名バンドの影響により、エレキギターは人々にとってより身近な存在となり、若者たちは彼らの演奏に憧れてエレキギターを始めました。

日本では1966年にビートルズ初来日公演が行われ、テレビ中継された日本公演は多くの若者を魅了し、楽器店にはエレキギターを求める人々が殺到しました。

バンドブームが到来

1980年代後半から1990年代前半にかけて、日本はバブル経済の恩恵を受け、音楽シーンも非常に活況を呈していました。

テレビ番組やCMで音楽が頻繁に紹介され、音楽は人々の生活に深く浸透しました。

この時代には、個性的な音楽を求める若者が増え、さまざまなジャンルの音楽が流行しました。

ロック、ポップス、歌謡曲など音楽シーンは多様化し、アマチュアバンドを組む人々も増加しました。

ロック音楽は大音量での演奏や攻撃的な性質から「不良の音楽」というイメージがありましたが、バンドブームをきっかけに、ロック特有のストレートな歌詞やリズム感、エレキギター中心のサウンドに共感する人々が増えました。

バンドブームは音楽の力で社会を変えられることを証明し、音楽は単なる娯楽ではなく、人々に夢や希望を与える力があることを示しました。

エレキギターの買取相場

ギブソン

・Standardのギターの買取相場

Les Paul Standardは、杢目が見えるルックスが特徴のモデルで、代表的なレスポールと言えます。

中古買取価格の相場は約150,000円前後です。

SGの場合は約60,000円前後が中心です。

・Customのギターの買取相場

Les Paul Customを代表とするCustomシリーズは、ギブソンの中で最高峰のモデルとして位置付けられます。

代表的なLes Paul Customの中古買取価格の相場は約300,000円前後ですが、限定モデルやビンテージギターは1,000,000円を超える買取価格になることも少なくありません。

他の「Custom」を冠するLes Paulモデル以外のギターも同様の傾向があります。

・Special / Jr.のギターの買取相場

Special / Jr.シリーズのギターは、ギブソンの中では比較的安価なモデルが多いです。

Les Paul Special / Jrは約65,000円前後、SG Specialの場合は約50,000円前後が買取価格の相場です。

・Studioのギターの買取相場

ギブソンの廉価モデルであるLes Paul Studioは、新品定価が約10万円前後で、中古買取価格の相場は約65,000円程度です。

おおむね2010年代以降の比較的新しいモデルで、塗りつぶしではないモデルの方が高値になる傾向があります。

StudioにはFirebirdモデルも存在し、その中古買取価格の相場は約45,000円前後です。

・エピフォンのギターの買取相場

エピフォンは、ギブソン直系のブランドであり、Les Paulモデルも展開しています。

ギブソン本家とは異なり、エピフォンのギターは主に中国、韓国、インドネシアで生産されています。

そのため、新品定価が100,000円以下のモデルが多く、本家ギブソンに比べて中古買取価格は安くなりがちです。

セットネックのモデルの中古買取価格相場は約23,000円前後です。

特に廉価なモデルであるボルトオンタイプのギターは、約6,500円前後が相場となっています。

・グレコのギターの買取相場

グレコはフェンダーやギブソンなどの有名メーカーのコピー品やオリジナルのGOシリーズで人気が高いブランドです。

近年ではジャパンヴィンテージとしての価値が高まり、特に注目されています。

グレコのEGシリーズは、ギブソンのLes Paulモデルをコピーしたギターとして人気があります。

EGシリーズは、中古で販売される際に当時の定価を上回ることもありますが、中古買取価格の相場は定価の半額から2/3程度が中心です。

一方で、フェンダーのストラトキャスターのコピーモデルはそれほど人気が高くないため、中古買取価格の相場は定価の1/3から半額程度です。

中古販売される際も、当時の定価を超えることはほとんどありません。

まとめ

今回は、エレキギターの買取相場について詳しく紹介しました。

エレキギターの買取相場について詳しく知りたかった方は、参考になる内容が多かったのではないでしょうか。

質屋では、エレキギターなどの買取や質預かりをする事も可能で、まるみや商店でもエレキギターの質預かりや買取を行っています。

紹介した内容を参考にしてエレキギターの買取相場についての知識を深めて下さい。

質屋でエレキギターの質入れや買取をしてほしいなら、是非まるみや商店にご相談下さい。