未開封ウイスキーの保存方法を知っていますか?
未開封ウイスキーの保存方法について詳しく知っている方は少ないと思います。
そんな方向けに未開封ウイスキーの保存方法について詳しく解説します。
すでに詳しい方は、改めて確認するつもりで読んでみて下さい。
今回は以下の内容について解説していきます。
・ウイスキーとは?
・開封したウイスキーの賞味期限はいつまで?
・未開封ウイスキーの保存方法
・未開封のウイスキーを保存する時のコツ
・ウイスキーの質入れや買取なら「まるみや商店」へ
ウイスキーとは?
蒸留によって作られるお酒の一種で、国ごとに異なる定義を持ち、使用する原材料や製造方法、熟成期間が異なります。
ウイスキーは木製の樽(木樽)を使用して熟成させるのが特徴です。
国によってウイスキーの定義は異なるものの、木樽で熟成させることは共通しています。
熟成期間は短くて3年、長ければ10年以上にわたり、樽の中でじっくりと寝かせます。
この長い年月を経て、ほのかな香りと深いコクを持つお酒が出来上がります。
ウイスキーは、一本の製品に仕上げるまでに多くの手間と時間がかかります。
例えば、ビールは約3ヵ月、焼酎は約6ヵ月で出荷されますが、ウイスキーは10年時間を要することもあります。
ウイスキーの製造工程としては、発酵から二度の蒸留を経てアルコール濃度を約70%まで高め、その後長期間の熟成工程に入ります。
熟成が終わると、一種類の原酒で瓶詰めされるか、複数の原酒をブレンドしてウイスキーとなり市場に出されます。
ウイスキーを選ぶ際には、使用される原材料に注目するとその味わいの違いを楽しむことができます。
ウイスキーの原材料には以下の4つの穀物が使われます。
・大麦麦芽
・トウモロコシ
・ライ麦
・小麦
これらの穀物を単独で使用する場合もあれば、複数の穀物を配合して使用することもあります。
使用する穀物によって異なる風味が生まれることが、ウイスキーの大きな魅力の一つです。
開封したウイスキーの賞味期限はいつまで?
開封後のウイスキー
一度開封したウイスキーは外気に触れるため、劣化が進みます。
適切な保存方法を実践すれば品質劣化をある程度抑えることは可能ですが、未開封の状態と比べると徐々に質が落ちるリスクは避けられません。
未開封時の香りや味わいを楽しみたい場合、開封後は適切な方法で保存し、半年以内に飲みきるのが理想とされています。
特に夏場など気温や湿度が高くなる時期は劣化が早まる傾向があるため、夏季をまたぐ場合は早めに飲みきることを心掛けましょう。
また、開封したウイスキーは一般的に買取不可となるため、売却を考えている場合は未開封のまま保管することも選択肢の一つです。
缶ハイボール
ウイスキーには賞味期限がありませんが、ウイスキーを炭酸で割った缶ハイボールには賞味期限が表示されています。
缶ハイボールはアルコール飲料で腐敗の心配はありませんが、時間の経過とともに炭酸が抜け、品質が変化するためです。
缶はペットボトルよりも密閉性が高いとされていますが、それでも炭酸の抜けを完全に防ぐことはできません。
そのため、缶ハイボールには炭酸が抜け始める頃合いを基に、大体1年の賞味期限が設定されています。
缶ハイボールの賞味期限はメーカーや製品によって異なるため、ゆっくり飲みたい場合は缶や箱に記載されている賞味期限を確認しておきましょう。
古いウイスキーは飲める?
未開封で適切に保管されているウイスキーなら、10年、20年経っていても中身に影響はほとんどありません。
直射日光や高温多湿の場所に置かれていなければ、問題なく飲むことができます。
開封後であっても、アルコール度数の高いウイスキーは腐ることはありません。
食中毒の心配もないでしょう。
ただし、揮発性の成分が抜けて味わいが変わっている可能性があります。
ウイスキーは香りを楽しむお酒です。
大事な香りの成分やアルコールは揮発しやすいので、長期間の保存によって風味が損なわれることがあります。
古くなっても飲むことはできますが、おいしく飲めるかどうかは保証できません。
開封後も適切に保存され、密閉状態が保たれていれば、多少風味が落ちていても飲める可能性があります。
しかし、日本の気候が大きな問題となっています。
夏場は高温多湿、冬は低温になるため、環境の変化にさらされるとウイスキーに影響が出ることがあります。
室内で適切に保管され、温度差の少ない冷暗所に10年以上保管されていた場合は、おそらく問題なく飲めるでしょう。
しかし、過酷な環境で保管されている場合は飲まない方が良いでしょう。
未開封のウイスキーでも、保管環境には注意が必要です。
未開封ウイスキーの保存方法
ウイスキーの品質を劣化させないためには、しっかりとした密封状態を保つことが重要です。
アルコール度数が高く糖質が少ないウイスキーは酸化しにくい一方で、揮発性の成分を多く含んでいます。
これには、ウイスキーにとって大事な香りやアルコールも含まれます。
僅かな隙間があるだけで、揮発成分は徐々に抜けていき、時間の経過とともに香りや味わいが変化してしまいます。
また、外から空気が入り込むと酸化が進むこともあります。
こうした変化が味や香りを良くする場合もありますが、実際には熟成と呼べるか、劣化と言わざるを得ないかは偶然に任されることになります。
未開封のウイスキーは最良の状態で密封され出荷されているため、外気に触れることでその状態が向上することは考えにくく、劣化する可能性の方が高いです。
しっかりと密封状態を保ち、変化させないように保管することが重要です。
特にコルク栓の場合、コルクの状態を確認しましょう。
コルクが古くなると、未開封でも隙間から内容物が漏れたり、空気が入り込んだりします。長期間保管する場合、コルク栓の上からパラフィルムを巻くと良いでしょう。
これにより、しっかりとした密封状態を作り、中身の漏れや空気の侵入を防げます。
コルク以外のキャップでも隙間ができることがあるため、パラフィルムを巻くことをおすすめします。
未開封のウイスキーを保存する時のコツ
ウイスキーの適温は約15度前後で、冷蔵庫は低すぎるため適しません。
冷暗所での保管が最適です。
冷蔵庫内は乾燥するため、湿度が保たれる場所で保管しましょう。
ウイスキーを箱に入れて保管することで紫外線を防げます。
近くにせっけんや香水、防虫剤など匂いの強いものがない場所で保管しましょう。
ウイスキーは木樽に移し替えて保存することで、樽材の香りや風味の影響を受けるため、保存環境には注意が必要です。
押し入れや納戸に保管する際は、周囲に匂いの強いものがないか確認してください。
冷蔵庫が適さないのは、温度が低すぎるだけでなく、匂いの強いものが周りに保管されているためでもあります。
最初に購入時についてくる箱は、ボトルにフィットするため、衝撃を吸収しやすく、栓の上からパラフィルムを巻いて箱に入れ、冷蔵庫以外の冷暗所で保管するのがベストな保存環境です。
ウイスキーの質入れや買取なら「まるみや商店」へ
まるみや商店では、ウイスキーの質入れや買取を行っています。
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質入れの流れについては、下記の記事を参考にしてください。
まとめ
今回は、未開封ウイスキー保存方法について詳しく紹介しました。
未開封ウイスキー保存方法について詳しく知りたかった方は、参考になる内容が多かったのではないでしょうか。
まるみや商店では、ウイスキーの質入れや買取を行っています。
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