質屋はどういう仕組み?質入れの流れや買取店との違いも紹介

2024/05/14

質屋の仕組みを知っていますか?
質屋の仕組みについて詳しく知っている方は少ないと思います。
そんな方向けに質屋の仕組みについて詳しく解説します。
すでに詳しい方は、改めて確認するつもりで読んでみて下さい。

今回は以下の内容について解説していきます。
・質屋ってどういう仕組み?
・質入れの流れ
・質屋の利息
・質屋への返済方法
・質流れとは?
・買取との違い

質屋ってどういう仕組み?

預かった物を保証物として、資金を提供するサービスです。
期限までに質料を支払うと、物を取り戻したり、質入れの期間を伸ばすことが可能です。

質入れの流れ

質入れは、以下の流れで完了します。
①物を預ける
②お金を借りる
③返済する

①物を預ける

物を預ける時は、直接質屋に持ち込む必要があり、物を預ける時は、以下のルールに従う必要があります。

・質入れする物は自分の所有物に限られます。
・需要があり価値のある物しか質入れできません。

物として預けた物はその場で査定され、査定額に納得すればお金を借りることができます。
借りられる金額は査定額の範囲内で、多額のお金を借りたい場合は、高級品や希少品を預ける必要があります。
質屋で借りられる金額は、物の査定額の6割から8割が一般的です。
提示された借入可能額を満額で借りる必要はありません。
借りる金額が多いほど支払う利息も多くなるため、査定額が高くても必要な金額だけ借りることをおすすめします。

②お金を借りる

質入れの条件に納得できたら、物を質屋に預けてお金を借ります。
お金と一緒に質札も受け取り、大切に保管します。
質札には借りた金額、利息、預けた品物の詳細、返済期限が記載されています。
借りたお金と利息を完済すれば、預けた物は返ってきます。
質屋の利息は月利で、1か月単位で利息が計算されます。
例えば12月25日に借り入れをして12月28日に返済しても、1か月分の利息がかかります。
契約から1か月を過ぎると2か月分の利息がかかり、質札に記載の数字を足し算した以上の金額を払わなければなりません。
質入れの返済期限は原則3か月ですが、延長も可能です。
手数料として延ばしたい月数分だけ利息(質料)を先に支払えば、返済期限を延ばすことができます。

③返済する

返済期限を過ぎてお金を返せないと、物が質流れ品となります。
質流れとは、物の所有権が質屋に移る事です。
質流れした品物は取り戻すことはできませんが、多くの質屋では、流出期限が近づくと返済の意思や期日の確認のために連絡があります。
質流れを待ってほしい人は、返済期限を延長するための手数料(1か月分以上の利息)を支払ってください。

質屋の利息

質屋の利息は、質屋によって変わりますが、まるみや商店の利息は、3%〜8%です。
金額によって変動します。

詳しい利息は以下のとおりです。
~10.000円未満  8%
~20.000円未満  7%
~100.000円未満  6%
~500.000円未満  5%
〜1.000.000円未満. 4%
1.000.000円以上  3%

返済期限は3か月となります。
利息を払うことによって永久に延長する事が可能です。
利息はひと月単位で計算され、日割り計算などはせず、借入れ日から翌月の同日までの間は、いつ返済しても丸1ヵ月分の利息となります。

質屋への返済方法

3ヵ月の間に、借りた金額と利息を支払って、預けた品物を取り返します。質屋での保管期間は3ヵ月と定められているため、その期間内に借りた金額(元金)とその間に発生した利息を支払い、預けた品物を受け取る必要があります。
返済は現金のみで、カードや振り込みによる支払いは行われません。
全ての取引はお店で直接行います。
先ほどもお話ししたように利息を払うことによって永久に延長する事が可能です。
利息はひと月単位で計算され、日割り計算などはせず、借入れ日から翌月の同日までの間は、いつ返済しても丸1ヵ月分の利息となります。

質流れとは?

質入れとは、自分の物を質屋に預け、それに見合った金額を借りるシステムです。
預けた物は、借りた金と利息を期限内に支払うことで返却されますが、支払いができなかった場合は質流れとなります。
期限を1日でも過ぎると、預けた物の所有権は質屋に移ります。
上記の事を「質流れ」と呼びます。
質流れになった物については、借りた金額とその利息を支払う必要はありません。しかし、一度質流れになった物は基本的には返却されないので、注意が必要です。大切な物を質預かりに出す際は、このシステムを理解してから行いましょう。

買取との違い

買取との違いは以下の通りです。

・取引の流れの違い
・査定の手軽さの違い

取引の流れの違い

⚫︎質屋
①品物の持ち込み
査定を希望する品物を質屋に持ち込みます。
これは一時的な預け入れであることを理解しておく必要があります。
②査定
質屋のスタッフが持ち込まれた品物の価値を評価します。
価値は品物の種類、状態、需要などにより決定されます。
③契約
品物の価値に基づき、借り入れる金額が決定され、その金額に同意すれば質入れ契約を結びます。
④金額の受け取り
質入れ契約が成立すれば、その場で現金を受け取ります。
⑤返済
通常3か月間の返済期限内に元金と質料を全額返済すれば、預けた品物を取り戻せます。
返済期限を過ぎても、延長料を支払えば返済期限を延長することが可能です。返済期限内に借りた金額を返済しない場合、質屋は法律に基づき預かった品物を公売に出すことができます。
これらの流れは一般的なもので、質屋によっては異なる場合があります。
そのため、質屋を利用する前には各店舗のルールや制度を確認してください。

⚫︎買取店
①品物の持ち込み
売りたい品物を買取店に持ち込みます。
②査定
買取店のスタッフが持ち込まれた品物の価値を評価します。
価値は品物の種類、状態、需要、流通量などにより決定されます。
③価格提示
品物の価値に基づき、店側が提示する買取価格が決定されます。
提示された価格に納得できれば次に進みます。
納得できない場合は、取引を中止することも可能です。
④契約
価格について合意したら、買取契約を結びます。
⑤金額の受け取り
買取契約が成立すれば、その場で現金を受け取ることができます。
または指定の口座に振り込まれることもあります。
⑥品物の取引完了
契約が終わったら、その品物は店の所有となります。
売却後に品物を戻してもらうことは基本的にはできません。
買取店によっては流れが異なる場合があるので、利用する前には各店舗のルールや制度を確認してください。
また、質屋でも買取が行われる場合、買取店で行われる買取と同じ流れで取引が進みます。

査定の手軽さの違い

買取店での査定は質屋より簡単に行うことができます。
質屋では、必要な手続きが存在するため、店舗を訪れる必要があります。
買取店ではオンライン査定や宅配買取など、査定方法の選択肢があります。
どちらの場合でも即時査定が可能であるため、査定結果を得るまでの時間に違いはありません。

価格の違い

質屋は、商品を他の場所で販売して金を得ますが、商品の価格は質入れした時点と比べて大体安くなっていることが多いです。
そのため、質屋は損失のリスクを最小限に抑えるために、通常の買取査定価格よりも質入れ査定価格を低く設定しています。

まとめ

今回は、質屋の仕組みについて詳しく紹介しました。
質屋の仕組みについて詳しく知りたかった方は、参考になる内容が多かったのではないでしょうか。
大阪で質屋を探しているなら、まるみや商店にご相談下さい。