金の正しい保管方法は?安全に保管しておくためのポイントも紹介!

2024/10/29

世界共通の価値を持つ金は、現物資産として大変人気です。

近年、金の価値が上がっていることもあり、新たに購入したいと考えている方や、保管方法を見直したいと考えている方がたくさんいるでしょう。

ただ、金を現物で保有する場合、盗まれてしまったら一貫の終わりです。

そこで今回は、金の正しい保管方法と、安全に保管しておくためのポイントについて詳しく解説していきます。

金の代表的な保管方法

金の代表的な保管方法は、以下の通りです。

  • 金庫で保管する
  • 貸金庫で保管する
  • 金の保管サービスを利用する

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

自宅の金庫で保管するメリット、デメリット

自宅に金庫がある場合、その中に入れて保管することもできます。

以下、金庫で保管するメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。

メリット

金を自宅の金庫で保管するメリットは、以下の通りです。

  • いつでも好きなタイミングで取り出せる
  • 手元にあるという「安心感」を得られる

自宅の金庫あるいは一室で金を保管する場合、いつでも好きなタイミングで取り出せます。

定期的に眺めることはもちろん、好きなタイミングで売却をすることもできるため、現金化したいと思ったときにも便利です。

また、金庫で保管する場合は、手元にあるという安心感や金を保有しているという実感を持てます。

これも、自宅の金庫で保管するメリットといえるでしょう。

デメリット

金を自宅の金庫で保管するデメリットは、以下の通りです。

  • セキュリティ面で不安が残る
  • 災害リスクがある

金は世界共通の価値を持つ現物資産ということもあって、盗難被害に遭う可能性があります。

自宅の金庫で保管する場合、泥棒や強盗に盗まれてしまったり、ターゲットとして目をつけられやすくなったりします。

また、自然災害によって紛失してしまうケースもあるため、とにかく慎重に保管しなければなりません。

貸金庫で保管するメリット、デメリット

自宅の金庫で保管するよりも安全な方法として、貸金庫を利用する方法があります。

以下、貸金庫で金を保管するメリットやデメリットについて詳しく見ていきましょう。

メリット

貸金庫で金を保管するメリットは、以下の通りです。

  • セキュリティレベルが高い
  • 金以外もまとめて保管しておける

貸金庫サービスは、銀行などで行っていることが多く、セキュリティには細心の注意を払っています。

そのため、自宅よりも安心して保管ができるようになります。

また、貸金庫には金以外も保管できるため、印鑑通帳などの貴重品をまとめて保管しておきたいと考えている方にもおすすめです。

デメリット

貸金庫で金を保管するデメリットは、以下の通りです。

  • コストがかかる
  • 好きなタイミングで取り出せない

銀行などが行っている貸金庫サービスを利用する際は、少なからず手数料が発生します。

また、預けている金を取り出すためには、営業時間内に店舗に足を運ぶ必要があるため、好きなタイミングで取り出すことはできません。

金の保管サービスを利用するメリット、デメリット

貴金属を販売している業者の中には、保管サービスを提供しているところもあります。

以下、保管サービスを利用するメリットとデメリットについて、詳しく見ていきましょう。

メリット

金の保管サービスを利用するメリットは、以下の通りです。

  • 低コストで利用できる
  • 購入と同時に預けられる

先ほど紹介した貸金庫などに比べ、低コストで利用できるのが金の保管サービス最大のメリットです。

また、購入と同時に預けることもできるため、持ち運びたくない方にも最適といえます。

デメリット

金の保管サービスのデメリットは、以下の通りです。

  • 手数料が発生する場合がある
  • 他の貴重品をまとめて預けられない

他店で購入した金を預ける場合、通常よりも高額な手数料が発生する場合があります。

また、金の保管サービスはあくまでも「金」を対象としているため、通帳や印鑑などの貴重品は預けられません。

さらに、契約期間が決められているケースもありますので、事前に確認しておくことが大切です。

金製品別のおすすめ保管方法

では次に、金製品別のおすすめ保管方法を紹介していきます。

インゴッド

インゴッドのおすすめ保管方法は、以下の通りです。

  • 貸金庫サービス
  • 金の保管サービス

金の延べ棒やインゴッドは、見た目にインパクトがあるため、自宅で保管しておくと盗まれる可能性が高くなります。

その他の金製品と比べても非常に高価ですので、安全に保管するという意味でも、貸金庫サービスや金の保管サービスを活用するのがおすすめです。

金貨

金貨には、主に投資目的で売買される「地金型金貨」と、コレクションとして人気を集めている「収集型金貨」に分類できます。

サイズが非常に小さく、収集品としての価値もあるため、基本的には自宅保管で問題ありません。

金庫に保管しておくのも1つの方法ですが、専用ケースやペーパーコインホルダーなどで保管するのもおすすめです。

ただし、中には純度が低いものもあり、酸化反応によって黒ずんでしまうケースもありますので、できるだけ空気に触れさせず、直射日光を避けて保管する必要があります。

また、取り出すときは指紋や皮脂が付着しないように、手袋をつけるのが望ましいです。

アクセサリー

金を使ったアクセサリーは、ジュエリーボックスや収納ケースで保管するのがおすすめです。

インゴッドなどとは違い、アクセサリーとして加工しやすいように他の金属を混ぜて作られているケースが多く、環境によっては変色や黒ずみが起こることがありますので注意してください。

特に、湿気が多い場所での保管は劣化の原因になりますので、涼しい場所で保管するようにしましょう。

金を保管するときの注意点

金を保管するときの注意点は、以下の通りです。

  • 自宅で保管するなら金庫はマスト
  • 重量に注意する

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

自宅で保管するなら金庫はマスト

インゴッドなどを自宅で保管する場合は、金庫がマストです。

タンスなど、開けやすくわかりやすい場所で保管すると、盗難リスクがグッと高まりますので注意してください。

また、金庫には様々なものがありますが、基本的には据え置き型を選んでおけば間違いありません。

万が一のリスクに備え、耐火性防水性盗難性の高い金庫を選んでおきましょう。

自宅に金庫がない場合や、新たに購入する予定がない場合は、貸金庫や金の保管サービスを利用するのがおすすめです。

金庫の重量に注意する

金を安全に保管するには、金庫を用意するのがおすすめですが、あまりにも重たい金庫を選んでしまうと床が抜けたり、へこんだりする可能性が高くなります。

また、インゴッドなどは本体にもそれなりの重量がありますので、それぞれの重さを考慮しておかなければなりません。

1つや2つであれば問題ありませんが、複数のインゴッドをまとめて入れておく場合、金庫の重さも相まって床が抜ける可能性が高くなりますので注意してください。

金は質屋に預けることもできる?

金を安全かつお得に保管したい場合は、質屋を利用するのがおすすめです。

質屋とは、価値のある品物を預けて、その品物に応じたお金を借りられるサービスのことです。

通常は、資金調達目的で利用されるケースが多いのですが、中には金の保管場所がないという理由で質屋に預ける方もいます。

金を質屋に預けるメリットは?

では次に、金を質屋に預けるメリットについて詳しく見ていきましょう。

お金を借りられる

金を質屋に預けることによって、その金の価値に応じたお金を借りられるようになります。

期日までにお金を返済すれば、金自体を返してもらえるため、デメリットは特にありません。

一時的な出費がかさんだ場合や、高額な買い物をしたい場合には特におすすめですので、ぜひ検討してみてください。

安全に保管できる

質屋は、金をはじめとする価値のある品物のみを取り扱っています。

保管環境や保管方法には特に気を配っているため、安心して預けられます。

当然、金を盗まれたり、傷つけられたりといった心配もないため、自宅以外で安全に保管したいと考えている方には最適の方法です。

金を質屋に預けるデメリットは?

では次に、金を質屋に預けるデメリットについて、詳しく見ていきましょう。

利息が発生する

金を質屋に預ける場合、利息が発生します。

ただ、利息と聞いてネガティブなイメージを持ってしまう方もいると思いますが、貸金庫や金の保管サービスを利用するときの「手数料」のようなイメージです。

その他のサービスを利用する場合でも、少なからず料金がかかりますので、大きなデメリットとはいえません。

しかし、どの質屋を利用しても必ず利息が発生しますので、事前に確認しておくことが大切です。

専門の保管サービスではない

質屋に金を預けることによって、期間内は責任をもって保管してくれます。

ただ、質屋は金の保管専門のサービスではありません。

そのため、金の保管に特化したサービスを利用したいと考えている方は注意が必要です。

質屋に金を預ける最大のメリットは、お金を借りられることですので、この点に全く魅力を感じない場合は別の方法を検討した方が良いでしょう。

まとめ

世界共通の価値を持つ金は、現物資産として注目を集めています。

金の所有方法には様々な種類がありますが、インゴッドや金貨など、現物で持つ場合は保管方法についても考えておかなければなりません。

多くの方は、真っ先に自宅での保管をイメージすると思いますが、自宅で保管する場合は盗難リスクや災害リスクが高まります。

また、金庫を用意しなければならないため、高額なコストがかかってしまうこともあります。

そんなときに便利なのが、貸金庫金の保管サービスです。

最近では、質屋に金を預ける方も増えてきています。

質屋を利用することによって、金を預かってもらえるだけでなく、お金を借りられるようになりますので、一時的な出費が発生した場合などは特に便利です。

70年以上の運営実績を持つ「まるみや商店」でも、インゴッドをはじめとする金製品の質に対応していますので、興味がある方はお気軽にご相談ください。