ファッション業界のコングロマリット

2018/05/06

大阪天六の質買取まるみやのサカイです。

GWも終わりましたね~。長い連休をとれた方は

仕事の感を取り戻すのが大変そうですね・・・・。

お店で買取したり、預かったりするブランドのほとんどが、

ヨーロッパのブランドですが、今のファッション業界は

コングロマリット化が進み、1つのグループに複数のブランドが

ぶら下がっている状態です。主なコングロマリットは

LVMH、PPR、リシュモン、この3つでしょう。

LVMHには、その名前の通り、ルイヴィトンを始めとして、

ロエベ、セリーヌ、ブルガリ、ディオール、フェンディ、タグ・ホイヤー、

ショーメ、ゼニス、ウブロ、デ・ビアスなどの有名ファッションブランドだけでなく、

ワイン・スピリッツ系のブランド、化粧品のブランド、おもしろいところでは

免税店でおなじみのDFSもLVMHの傘下です。

PPRには、グッチ、ボッテガ・ヴェネタ、イヴ・サンローラン、バレンシアガ、

ステラ・マッカートニー、ブシュロン、プーマなどを傘下に収めています。

リシュモンには、ランゲ・アンド・ゾーネ、カルティエ、クロエ、IWC、

ジャガー・ルクルト、ロジェ・デュブイ、モンブラン、ピアジェ、

ヴァシュロン・コンスタンタン、ヴァン・クリーフ・アンド・アーペルなど

時計宝飾ブランドを中心に傘下に収めています。

あとはカルバン・クライン、トミー・ヒルフィガーなどを傘下に収める

アメリカ系のPVHぐらいでしょうか・・・。

資金繰り、戦略的なブランド展開を考えると、グループに参加することが

ブランド生き残りの最良なのでしょうね。ランバンやジャンフランコ・フェレなど

経営難が噂されているブランドも、いずれはこれらのグループに吸収されるか、

中国系の新興投資グループに買収されていく運命なのでしょう・・。

売るのには長けているのでしょうが、そのブランドが持つ創業当初からの

アイデンティティも保たれるのか、今後も興味が尽きないところです。