大阪天満【ロンド】のブログです。
急に気温が下がりましたね~、皆様風邪など
ひいていませんか?
暑がりの私はちょうど良い気温ですが(・ω・)
さて、機械式腕時計において暗闇で時間を確認する方法には
2つあります。まずは・・・音で知る方法。
ミニッツリピーターに代表される機構ですが、
複雑機構になるので、お値段もバカにならないです(・ω・)
そういった意味では現実的ではない・・・・ならば
暗闇でも見えるように光らせてしまえばいいじゃん(。>ω<)ノ
って発想なのが発光塗料を塗布する方法です。
ここでよく間違いがちなのは【蛍光】と【夜光】は違うということ。
【蛍光】は蛍光物質が紫外線を吸収して、可視光線に変換して
放出する形で発光するのですが、光が当たっているときしか
発光しません。
一方【夜光】には『自発光性』と『蓄光性』の2タイプあります。
『自発光性』は、発光物質を刺激する物質を最初から
含有しており、光を当てなくても自ら発光します。
ラジウム、トリチウム、プロメチウムなどの放射性元素が
刺激物質として使用されて「いました」。
「いました」と過去形なのは、やはり放射性元素を
使用することが問題となり、現在ではほとんど使用されていません。
一方【蓄光性】は、光を吸収し蓄え、徐々に放出する形で
発光するタイプです。宝石の理論を習ったことがある人なら
【燐光】と言えばピンと来るのではないでしょうか?
あれと同じ原理です。
今腕時計の主流は【蓄光性】の夜光塗料を塗布する方法です。
ルミノバ、あるいはスーパールミノバという言葉を
聞いたことがありませんか?日本の根元化学工業が
開発した素材で、ほとんどの腕時計メーカーで
採用されています。
ちなみに、パネライの”ルミノール””ラジオミール”が
パネライ自社開発の夜光塗料の名前に由来するというは
有名な話ですが、どちらもラジウム系の放射性元素を
使用した【自発光性】塗料だったようで、現在では
上述のスーパールミノバが使われているみたいですね。
最近ではROLEXがクロマライト夜光を自社開発したり、
新しい素材開発に取り組んでいるメーカーもあるようですが、
ほとんどのメーカーで日本製素材が使われているなんて、
スゴイですよね!!(*゚ω゚)ノ
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