時計の発行塗料 ルミノバの知識

2014/10/28

大阪天満【ロンド】のブログです。

急に気温が下がりましたね~、皆様風邪など

ひいていませんか?

暑がりの私はちょうど良い気温ですが(・ω・)

さて、機械式腕時計において暗闇で時間を確認する方法には

2つあります。まずは・・・音で知る方法。

ミニッツリピーターに代表される機構ですが、

複雑機構になるので、お値段もバカにならないです(・ω・)

そういった意味では現実的ではない・・・・ならば

暗闇でも見えるように光らせてしまえばいいじゃん(。>ω<)ノ

って発想なのが発光塗料を塗布する方法です。

ここでよく間違いがちなのは【蛍光】と【夜光】は違うということ。

【蛍光】は蛍光物質が紫外線を吸収して、可視光線に変換して

放出する形で発光するのですが、光が当たっているときしか

発光しません。

一方【夜光】には『自発光性』と『蓄光性』の2タイプあります。

『自発光性』は、発光物質を刺激する物質を最初から

含有しており、光を当てなくても自ら発光します。

ラジウム、トリチウム、プロメチウムなどの放射性元素が

刺激物質として使用されて「いました」。

「いました」と過去形なのは、やはり放射性元素を

使用することが問題となり、現在ではほとんど使用されていません。

一方【蓄光性】は、光を吸収し蓄え、徐々に放出する形で

発光するタイプです。宝石の理論を習ったことがある人なら

【燐光】と言えばピンと来るのではないでしょうか?

あれと同じ原理です。

今腕時計の主流は【蓄光性】の夜光塗料を塗布する方法です。

ルミノバ、あるいはスーパールミノバという言葉を

聞いたことがありませんか?日本の根元化学工業が

開発した素材で、ほとんどの腕時計メーカーで

採用されています。

ルミノバ

ちなみに、パネライの”ルミノール””ラジオミール”が

パネライ自社開発の夜光塗料の名前に由来するというは

有名な話ですが、どちらもラジウム系の放射性元素を

使用した【自発光性】塗料だったようで、現在では

上述のスーパールミノバが使われているみたいですね。

最近ではROLEXがクロマライト夜光を自社開発したり、

新しい素材開発に取り組んでいるメーカーもあるようですが、

ほとんどのメーカーで日本製素材が使われているなんて、

スゴイですよね!!(*゚ω゚)ノ

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